5W1Hは難しくない!疑問文の作り方を徹底解説

ライティング

こんにちは。ノックです。

今日のお題は疑問詞の代表、 5W1Hです。

今回は疑問詞を使った疑問文の作り方や考え方をまとめていきます。

少し難しく感じるかもしれませんが、心配はありません。

一緒に勉強していきましょう。

「何」を知りたい=what

まずはwhatについてです。

whatは「何」を聞きたいときに使います。

This is an apple.

これはりんごです。

この文をwhatを使った疑問文に直すとしたらどうしますか?

こんな時は落ち着いて、いきなり疑問詞をつけようとは考えずに、yes/noで答えられる疑問文に直します。

これをyes/no疑問文にすると

Is this an apple?

これはりんごですか?

となりますね。

では、ここからwhatを使った疑問文に直していきます。

「これは何ですか?」と聞かれたとき、答えである「なに」に当たるのは「りんご」です。

そこで、an appleを消して頭にWhatを置くと

What is this?

これは何ですか?

となります。あら、できちゃいましたね。

文が長くなっても同じです。

My favorite food is ramen.

私のお気に入りの食べ物はラーメンです。

yes/no疑問文へ直して

Is your favorite food ramen?

あなたのお気に入りの食べ物はラーメンですか?

頭にWhatをつけて、答えに当たる部分を消します。

What is your favorite food?

あなたのお気に入りの食べ物は何ですか?

意外と簡単でしたね!では、次の文をwhatを使った疑問文に直してみましょう。

I teach math at high school.

私は高校で数学を教えています。

このような文にはbe動詞がありませんが、慌ててはいけません。

作り方は今までと一緒です。

まずはyes/no疑問文に直します。

be動詞ではない動詞は一般動詞といいます。

一般動詞のyes/no疑問文は「Do you ~?」でしたね。

直してみると、

Do you teach math at high school?

あなたは高校で数学を教えていますか?

となります。そして聞きたい部分(ここでは数学)を消して、頭にwhatを置きましょう。

What do you teach at high school?

あなたは高校で何を教えていますか?

はいできました。簡単でしたよね!

きちんと段階を踏めば恐れることはありません!

whatには直後に言葉を入れて、質問するというパターンもあります。

What time did you arrive here?

何時にここに着いたの?

「何時」ということを聞きたいときは、whatの後ろにtimeを置き、聞きたい行動などについての表現を後に続けます。

他には

What day(何曜日)

What color(何色)

What kind of ○○(何の種類)

という表現もよく見かけますので、覚えておきましょう。

「誰」を知りたい=who

次に、「誰」を尋ねるときのwhoの使い方を見ていきましょう。

例えば、あなたの目の前を有名人が通りました。

有名人らしいのですが、あなたは彼を知りません。

隣の友達に彼が誰かを聞いてみます。こんな時に使うのがwhoです。

Who is he?

彼は誰?

He is a famous actor.

彼は有名な俳優だよ。

では、作り方です。

落ち着いて作りましょう。答えから作り直していきます。

He is a famous actor.

彼は有名な俳優だよ。

次は疑問文に直します。

Is he a famous actor?

彼は有名な俳優ですか?

答えに当たる「a famous actor」を消して、頭に今度はwhoを置きます。

Who is he?

彼は誰?

ほら、できました。

一般動詞を使った文も作ってみましょう。

今回の答えはこちらです。

I saw Mary at party.

パーティでマリーに会いました。

では、作り変えます。

疑問文に直しましょう。

Do you saw Mary at party?

パーティでマリーに会いましたか?

と直した方、惜しいです!sawはseeの過去形です。

なので、

Did you see Mary at party?

パーティでマリーに会いましたか?

が正解です。このように、過去形・未来形でも5W1H疑問文は使われます。

時制に気を付けましょうね。

そして、答えになるMaryを消して、Whoを置きます。

Who did you see at party?

パーティで誰に会いましたか?

またまた完成です。もう楽勝ですね。

では、こちらはどうでしょうか。

be動詞を使う質問で、助動詞が必要になったときは、疑問詞+助動詞+主語+”be”となります。

動詞が原形になることを忘れないでください。

これはwho だけでなく、5W1Hを疑問詞に持つ文、全部に言えるルールです。

wouldを使った例をあげます。

Who would you be if you were a celebrity?

有名人だったとしたら、誰になる?

「時間・日にち・曜日」を知りたい=when

続いては、「いつ」を尋ねるwhenの使い方を紹介します。

時、曜日や日付を知りたいときに使われるのがwhenです。こんな感じです。

When is the entrance ceremony?

入学式はいつなの?

Next Tuesday.

来週の火曜日だよ。

会話調なので答えが短くなっていますが、堅苦しく書くなら

The entrance ceremony is next Tuesday.

入学式は来週の火曜日です。

というところでしょうか。

では、直しましょう。まずは普通の疑問文に直すので、

Is it the entrance ceremony on next Tuesday?

入学式は火曜日ですか?

ですね。

それから、聞きたい部分を消して疑問詞を置くわけですから、

When is the entrance ceremony?

入学式はいつですか?

となります。

「いつする予定なの?」とか「いつそれをやったの?」と、相手の行動について「いつ」を尋ねるときには一般動詞を使いましょう。

When does your brother work?

お兄さんはいつ働いてるの?

ここでの一般動詞は「働く」のworkです。

「場所」を知りたい=where

次に場所を尋ねる「どこ」=whereについて見ていきます。

Where is the headquarters?

本社はどこですか?

一般動詞を使うと「どこでしたの?」、「どこでするつもりなの?」というような質問になります。

Where did you fish?

どこで魚釣りしたの?

ここで使われているfishは魚という意味ではなく、魚釣りをするという意味の一般動詞です。

「理由」を知りたい=why

「なぜ」を尋ねるwhyの使い方を見ていきましょう。

理由や原因を知りたいときに使われますね。

Why is it so popular?

なんでそれはそんなに人気あるの?

助動詞と共に使うときは、疑問詞+助動詞+主語+”be”の形になることを忘れてはいけません。

助動詞のwillを使った例文です。

Why will she be at tomorrow’s meeting?

なんで明日の会議に彼女はいる予定なの?

一般動詞で質問をすると、「どうしてそれやったの?」、「なんでそんなことするの?」というような意味になります。

Why does she take English lessons?

なんで彼女は英語のレッスンを受けてるの?

「手段・様子」を知りたい=how

最後は「どんな」や「どのように」という意味のhowについて見ていきます。

もう少しですから頑張りましょう!

人や物事の様子やあることの手段を質問するときなどに使われますね。

他の疑問詞と比べて、ニュアンスが幅広いのが特徴です。

be動詞を使って質問する場合は「○○はどう?」とか「○○はどんな感じだった?」というニュアンスです。

How is your new boss?

新しい上司はどう?

新しい上司の全体的な雰囲気や性格などを知りたいときには、このような使い方になります。

助動詞のcanを使った例文もあげますね。

How can I be strong?

どうやったら、強くなれるの?

助動詞、主語、動詞の原形という順番に注意です。

一般動詞と共に表現することができるのは「どうやってそれをやるの?」、「どうやってしたの?」などの質問です。例えば

How do you want to go there?

どうやってそこまで行きたい?

相手に目的地までの手段を尋ねたいので、どうやってという意味のhowを使います。

howの直後にある言葉を入れて質問するというパターンもあるので、そちらも紹介します。

How much was this bag?

このバッグいくらしたの?

How muchはよく聞くメジャーな表現ですね。

他には

How tall(どのくらいの高さ)

How long(どのくらいの長さ)

How often(どのくらいの頻度)

How many(どのくらいの数)

How far(どのくらいの遠さ)

などがあります。

年齢を聞く時や建物の建築年数などを聞くときにも使う

How old(どのくらいの年月が経ってる)

もおなじみの表現ですね。

まとめ

いかがでしたか? 5W1Hについて見てきました。

それぞれの持つ言葉の意味が違うだけで、実は 質問文の構成自体は一緒なんです。

それに気が付けば5W1Hだって怖くありません。

では、また次回お会いしましょう!