
ノックです。
今回は alsoとtooの使い方を解説したいと思います。
also、tooの意味は「〜も」と覚えている方も多いと思いますが、それだけではなく両者は使い方やニュアンスが全然違います!
このあたりを突っ込んで見ていきましょう!
alsoの使い方
alsoは 「〜も」「〜もまた」「さらに」という意味で使います。
alsoは堅苦しい表現なので、フォーマルな場面でよく使われます。
否定文で使われることはまずありません。
さらに、 文末に置かれることもありません。
もし、間違えて文末に置いてしまったとしても意味は通じますが、ネイティブから見ると、だいぶ不自然に見えます。
一般動詞を使う文では、一般動詞の前に置きます。
like(好き)を使った例文です。
I play baseball, and also like swimming.
私は野球をしますし、水泳も好きです。
be動詞を使う文では、be動詞の後に置きます。
She is a student, and also a mother.
彼女は生徒であり、また母親でもあります。
助動詞が含まれる文では、助動詞と動詞の間に置きます。
He speaks English, and can also speak Chinese.
彼は英語と中国語も話すこともできます。
tooの使い方
tooも 「〜も」「〜もまた」「さらに」といった意味で使われます。
tooにもいくつかの特徴があります。
tooはalsoに比べると口語的で、カジュアルな表現です。
alsoと決定的に違う点として、 tooは文末で使われるという点が挙げられます。
文末に置くtooは否定文で使われることはありません。
「,(カンマ)」をつけると、tooの意味が強調されるという特徴もあります。
しかし、パソコンやスマホの普及のためか、「,(カンマ)」を使って強調する表現は、なかなか見かけなくなりつつあります。
I like his works too.
私も彼の作品が好きだ
I don’t like his works too.
私も彼の作品が好きではない
You too?
あなたも?
主語の直後に置かれるtoo
tooは文末に置かれます、と説明したばかりなのですが、実は例外的な使われ方があります。
「,(カンマ)」で区切りをつけると、主語の直後に置くことができるのです。
この書き方に限り、tooは否定文でも使うことができるようになります。
この例外的な書き方をするとき、それは 意味が二つある文章の時です。
I have a sister too.
この文章には、訳が2通りあります。
- 私には姉もいます。
- 私にも姉がいます。
前後に文章があれば、そこから正しい訳を予想することができるのですが、この文のみではどちらが正しいのかわかりません。
そこで、この文のtooがどちらの意味で使われているのかをはっきりさせるために「,(カンマ)」で区切る場合があるのです。
私にも、姉がいます。
このように書くと、意味がはっきりします。
否定文にするとこんな感じになります。
私にも、姉がいません。
主語の直後に置くときは「,(カンマ)」による区切りが必須です。
忘れないようにしましょう。
理解度をチェック
alsoとtooが理解できたところで確認問題に挑戦してみましょう。
カッコにはalsoかtooのどちらかが入ります。
答えは記事の最後にあります。
1. I was very upset about what he did ( ).
私も彼がしたことに関して非常にイライラしていた。
2. I like ( ) an apple.
私はリンゴも好きです。
3. He complained. ( ), he said he didn’t get drink.
彼は文句を言った。また、彼は酒を飲まないと述べた。
4. Me ( ).
私もです。
5.Yes, there is a sink, and a fridge ( ).
はい、流し台と冷蔵庫もあります。
まとめ

いかがでしたか?
最後にもう一度まとめます。
also
- 意味は「〜も」「また」「さらに」
- 一般動詞の前、助動詞/be動詞の後ろに置く
- 文中に置く
too
- 意味は「〜も」「また」
- 強調したい時はカンマをtooの前後に置く
- 文末に置く
となります。
よく使う表現なのでしっかり覚えておきましょう。
答え合わせ

1.too
文末に置くtooを使います。私もイライラしていた。
2.also
文中に置くalsoを使います。リンゴも好き。
3.also
文中に置くalsoを使います。さらにお酒は飲まないと強調している。
4.too
文末に置くalsoを使います。私も。
5.also
文中に置くalsoを使います。冷蔵庫も。
also、too、eitherについては、こちらの記事も参考になります。