also・tooがeitherに変化するときってどんな時?

英単語

ノックです。

突然ですが、誰かと同じ物を自分も持っていたとします。

ノック

優香ちゃん、そのペン!わたしも持ってるよ!

そう伝えたいとき、皆さんはどんな表現を使いますか?

また、

「私、ブロッコリー好きじゃない!」

「私好きじゃない」

こんな時の「~も」を表現するときにはどんな表現を使いますか?

上記の2例は、同じ「~も」でも、出てくる表現は全然異なるのです。

このように、「~もまた」の言い方は、色々とあるので、なにをどう使えばいいのか迷っちゃいますよね。

では、これらに使われる「too」「also」「either」をしっかり使い分けるために、それぞれの意味や使い方を徹底的に学んでいきましょう!

alsoとtooの違いについては以下の記事も参考にしてみて下さいね!

わかりにくい英単語alsoとtooの違いと使い方を初心者向けに解説!

まず、「also」「too」の使い分けは?

この3つは、実は同じように使われることが多いのです。

どういうことかといいますと、

  • Takashi plays tennis. Bob plays tennis, too.
  • Takashi plays tennis. Bob also plays tennis.

こちらは「タケシはテニスをします。ボブもテニスをします」といったシンプルな流れの文章ですね。

「also」「too」をつかった例文 どちらもが正解なんです。

文法的にも、 ニュアンス的にも間違いは全くありません

微妙なニュアンスの違いも特になく、同じタイミングで同じ意味で使われることが多いんですね。

同じように、

  • Have you tried the new menu at the restaurant? I tried that too. How was it?
  • Have you tried the new menu at the restaurant? I also tried that. How was it?

このような文章でも 2つとも正解です。

これらの文章に見られるように、複数の正しい言い回しがあるタイミングは沢山あるので、「too」と「also」の意味的な使い分けを心配することや、間違いを恐れる必要はないですね。

文法的に、以下の決まりさえ頭に入っていれば大丈夫です。

「too」は文末に置く

「also」は文頭に置く

というところにあります。

詳しくはこちらの記事で確認しましょう。

↓↓↓↓↓↓

わかりにくい英単語alsoとtooの違いと使い方を初心者向けに解説!

  • I like broccoli too.
  • I also like broccoli.

「私もブロッコリーが好き」という2通りの表現です。

  • I replied to him too.
  • I also replied to him.

「わたしも彼に返事をした」という表現ですね。

  • I am free on that day too.
  • I am also free on that day.

「私もその日は暇だよ」といった表現も2通りできるんですね。

いかがでしょうか?「too」と「also」の基本の使い方は大体掴めましたね。

「also」「too」と「either」の違い

では、上記で紹介した例文と関連して、

私もブロッコリーは好きじゃない。
メールは来たけど、わたしも返事してない。
僕もその日は空いていない。

という表現をしたいときはどういう表現になるのでしょうか?

そんな時に使うのが、「too」や「also」に代わって「either」になります。

つまりどういう違いか…。

「too」と「also」はすべて「 肯定文で”~もまた”が出てくる表現」に使えるものでした。

否定文の”~もまた~ない”」を表現したいときには「either」を使うということです。

ここからは「either」が出てくるのですが、「too」と「also」に対して「either」は対角線上に位置する反対語といえますので、

「too/also」と「either」の関係性を問う問題は、書き換え問題でよく出てきます

  • I don’t like broccoli either.(私もブロッコリーは好きじゃない。)
  • I got a text message but I didn’t reply to him either.(メールは来たけど、わたしも返事してない。)
  • I am not free on that day either.(僕もその日は空いていない。)

というような形で、文末に使います。

ですので、まとめると、肯定文の「~もまた」に使うのが「too」「also」なのに対し、

否定文の「~もまた~ない」に使うのが「either」になります。

自由自在に使えるようになるには、どうすればいいか?

その答えは、練習あるのみです。

これから紹介する問題を解いて、「too」「also」⇔「either」の書き換えに慣れていきましょう。

確認問題

では、確認問題で理解を確かめていきましょう。

【1】

「私はキムチが好きだ。(I like kimchi.)」という相手の発言に対して「私もキムチが好きです。」と同調する文章を2通り作ってみましょう。

【2】

「私は犬を2匹飼っている(I have 2 dogs.)」という相手の発言に対して「私も犬を飼っています」と同調する文章を2通り作ってみましょう。

【3】

「私は普段コーヒーを飲みません(I don’t usually drink coffee.)」という相手の発言に対して「私も普段コーヒーを飲みません。」という同調の文章を1通り作ってみましょう。

【4】

「私は宿題をまだ終わらせていません」を英訳し、

「私も宿題をまだ終わらせていません。」という同調の文章を1通り作ってみましょう。

【5】

「私は昔日本に行ったことがあります。」を英訳し、

「私も昔日本に行ったことがあります。」という同調の文章を2通り作ってみましょう。

【6】

「私は普段コーヒーを飲みません(I don’t usually drink coffee.)」という相手の発言に対して「私もです。」という同調の文章を1通り作ってみましょう。

【7】

「私はキムチが好きだ。(I like kimchi.)」という相手の発言に対して「私もです。」と同調する文章を1通り作ってみましょう。

【1】

I like kimchi too.

I also like kimchi.

この形は同じ実ですね。「too」は文末に、「also」は文頭のほうに、のルールを適用します。

【2】

I have a dog too. (I have dogs too).

I also have a dog. (I also have dogs.)

1匹の犬を飼っているか、複数の犬を飼っているかで表現が違いますが、いずれも正解です。

【3】

I don’t usually drink coffee either.

否定文の「~もまた」なので、後ろに来るのは「either」です。

【4】

I haven’t done my homework yet.

I haven’t done my homework either.

繰り返すときには、yetとeitherが重なるとくどく聞こえてしまうので、yetは取り除きます。

【5】

I have been to Japan before/in the past.

1通り目:I have been to Japan (before/in the past) too.

2通り目:I also have been to Japan (before/in the past).

beforeとin the pastはどちらを使っても正解です。

【6】

Me neither.

これは、この記事では紹介していない発展編の答えですね。

というか、これが答えられる人はこの記事をここまで読んでいないでしょうが。。。

「neither」は 「not」と「either」がくっついたもの

ここでの知人の発言に対して言う「私もです」の中には、「私も飲みません(not です)。」という意味が込められていますね。

ですので、「I don’t usually drink coffee either.」というように前文で答える場合にはnotとeitherを分けて取り込むことができますが、シンプルに一言「私もnotです」というようにまとめたい場合は、

最低限の情報としてnotとeitherをひとつにまとめneitherとし、Me neither.となるんです。ムズカシイですね。

【7】

「私はキムチが好きだ。(I like kimchi.)」という相手の発言に対して「私もです。」と同調する文章を1通り作ってみましょう。

Me too.

これは、皆さんおなじみの答え方。「Me neither」と同列で問題に出ると、文法的にも理解がより深まりますね。

まとめ

いかがでしょうか?「too/also」から「either」への書き換え問題は、もうバッチリでしょうか?

「~もまた」という表現は、日本語でも英語でも会話を成立させるためには必須の表現であり、

自由自在に使えなければいけませんので、この部分に関しては徹底的に練習しておきましょう。

では、今回はここまで。ありがとうございました。