ノックです。
突然ですが、
are youとdo youの違いを説明することができますか?
上手く説明できないと思った方のためにしっかりとした違いをお伝えします!
are youとdo youの使い分けは奥が深い
「 are you」と「 do you」の使い分けに関しては、奥が深いところです。
ネイティブスピーカーや、「 are you」と「 do you」をしっかり使い分けることができている英語上級者でも、聞かれたら返事に迷ってしまいます。
他の英語の文法や理論と違って、「できるだけ多くの英文に当たって、解いて、感覚を掴もう!」というのが率直なところです。
なぜなら、「 are you」と「 do you」の違いを説く他の記事でも、分かりやすく説明しているところは少ないです。
この記事では、それを含めて、どのように説明するかというと、
- 「 are you」が使われる場面を一つ一つ解説
- 「 do you」が使われる場面を一つ一つ解説
- ひたすら例文に当たり「 are you」と「 do you」を振り分けていく→そして慣れていく
という形で解説していきます。
are you
ではまず、「 are you」が使われる場面を確認していきましょう。
気持ちを表す、聞く時
相手の気持ちを探る時には、「 are you」を使います。
- How are you feeling?(気分はどう?)
- Are you sad?(悲しいの?)
- Are you happy?(幸せ?)
などですね。
基本的に、気持ちを表す時には、形容詞を使うので、自然とSVCの形になり「 are you」が使われるというように考えて問題ありません。
予定を表現する、聞く時
- Are you going to library?(図書館に行くつもり?)
- I am coming soon.(今行くよ。)
- Maybe I am arriving at around…; 9ish.(多分、9時くらいに着くかな。)
このように、 近い未来の予定を表す時、聞くときにもよくAre youが使われるんです。
現在してる事を述べる時
こちらは、現在進行形という形で英語の文法として習ったのではないでしょうか?
たった今、「 ~をしています」という定番の形ですね。
- I am cooking now(今料理しています。)
- What are you doing?(何しているの?)
- Are you coming to today’s class too?(あなたも今日の授業に来るの?)
今現在その時にしていることを聞くときにAre you~?が使われるんですね。
何者なのか聞く時
「私は〇〇です」「あなたは〇〇です」といったように、自分(彼女、彼ら、相手など)が 何者なのかを表現するときには、決まって「SVC」の形になりますね。
つまり、以下のような文章になるはずです。
- I am ~
- She is ~
- They are ~
この時に使われる動詞は決まって「am」「is」「are」などの be動詞。
だからもちろん、何者なのかを相手に聞くときも、Are you~?の形になりますよね。
- Who are you?(あなたはだれですか?)
- Are you our new teacher?(あなたは私たちの新しい先生ですか?)
- Are you Hiroshi’s mother?(あなたはひろしのお母さんですか?)
いかがでしょうか?
「Are you」を使って聞く疑問文に関してはある程度整理が付きましたでしょうか?
do you
続きまして、「do you」が使われる時はどんな時でしょうか?
Do youは動きではないものに使われる
というのがここでの基本的なルールです。
つまり、「 状態」を示す動詞と一緒に使われる時、「do you」がよく使われるということになります。
「do you」というと、例えばどんなものがあるのか、それが分からないという方にひたすら例を挙げてみます。
→動きではなく 「状態」の代表として挙げられるのは、
- 話すことができる
- 好きだ
- 欲しい
- 知っている
- 所有している
- 理解する
- 感じる
このようなイメージですね。
意思や理解を聞く時
「何がしたい」とか、「理解している」「予定する」など、 頭で起こっている意思や意図、欲望や理解などを聞く際には、「do you」が使われます。
- Do you want to have some more?(もう少し食べたい?)
- Do you understand what I am saying?(私が何を言っているのかわかる?)
- Do you have some plan next week?(来週予定ある?)
などがあります。いずれも、何を考えているのかの「 状態」に当たる内容を聞いているものですね。
習慣を聞く時
習慣を聞く場合には、「do you」が使われます。
毎日散歩に行く習慣があるとか、なにか決まったルールがあるとか、クセだとか。
そのように、終わりも始まりもないような習慣を問うときには、「do you」を使うんですね。
- Do you sometimes go to this cafe?(時々このカフェに行く?)
- Do you wake up before 6 am every day?(毎朝6時前に起きる?)
- What do you usually do on your holidays?(あなたの休みの日にはたいてい何をするんですか?)
現在の状況を聞くとき
上記の内容を包括するようなタイトルですが、 状況を聞くときには「do you」が使われます。
- Do you live in Tokyo?(東京に住んでいるの?)
- What do you do for your job?(仕事は何をしているの?)
- Do you feel alright now?(今は気持ちが楽ですか?)
ややこしくなる原因
「are you」と「do you」がややこしくなるケースは以下の通りです。
英語を勉強しててこれら2つの使い分けがややこしいと感じるのは
これがいつも混乱するようです。
どういうことかというと、
- Where are you living now?
- Where do you live?
こちらがケース①です。
どちらが正しいと思いますか?
住んでいる(live)というのは 現在してる事としても当てはまるし、 現在の状況とも取れますよね。
正解は、
どちらも正しいです。
上のほうは、(将来引っ越しするかもしれないけど)今現在どこに住んでるの?というニュアンスが強いです。
下は逆に、移動するとか、そういった考えは抜きにして、住んでいる場所、状況を聞いているというニュアンスですね。
- Are you sad?
- Do you feel sad?
こちらがケース②です。
どちらが正しいと思いますか?
気持ちを表す、聞く時の「are you」と意思や理解を聞く時の「Do you」って、意味からしたらどちらも同じように感じます。
そう、お察しの通りこちらも「 どちらも正しい」が正解です。
実際に、頭で起こっていることや感じていることに関しては「are you」と「do you」どちらも使えるケースが多いですね。
理解(understand)
- 〇 Do you understand?
- 〇 Are you understanding?
感情(feel like)
- 〇 Do you feel like to have dinner now?
- 〇 Are you feeling like to have dinner now?
意識(think)
- 〇 Are you thinking about him too?
- 〇 Do you think about him too?
ただし、使うタイミングや文脈によってニュアンスや意味が大きく異なる場合があるので、やはりこれも 慣れが必要だといえます。

「are you」と「do you」のいずれかを使って、以下の文章を英訳してみましょう。
まだ英訳できるレベルじゃないよ~って方は、「are you」と「do you」の どちらをつかうのか、あるいは どちらも使えるのか考えてみましょう。
【問題①】ミナさんが妊娠したって知っていますか?
【問題②】あなたはどう感じているんですか。
【問題③】あなたの意見はなんですか。
【問題④】もし相手がほめてくれたら、ありがとうと伝えますか?
【問題⑤】いまあなたはどこに立っているんですか。
【問題⑥】友達と遊ぶときはいつもどこに行くんですか。
【問題⑦】どこに行くつもりですか。
【問題⑧】あなたがチームメンバーに被害を与えていること知っていますか?
―――答え―――
【問題①】Do you know Mina got pregnant?
【問題②】How do you feel?/ How are you feeling?
【問題③】What is your opinion?
【問題④】If someone gives you a compliment, do you tell him or her ‘Thank you’?
【問題⑤】Where are you standing now?
【問題⑥】Where do you usually go when you hang out with your friends?
【問題⑦】Where are you going?/ Where do you plan(want) to go?
【問題⑧】Do you know that you are giving troubles to your team member? / Do you know you give troubles to your team member?
まとめ

いかがでしたでしょうか?
「are you」と「do you」がどのような場合にどちらが使われるのか、確認できたでしょうか?
筆者も、考えられる限りのことを書きましたが「are you」と「do you」の使い分けに関しては 非常に奥が深いのが事実です。
ぜひこれからも、いろんな例文にあたり、「へえ、こんな使い方もあるんだー。」と、色々学んでいってくださいね。
では本日もご購読ありがとうございました!