前置詞のin・atの違いをすぐに答えられる人はなかなかいないですよね。
「atは狭いイメージで、inは広いイメージでしょ?」と覚えていた方はこの記事が参考になります。
しっかり前置詞in・atをイメージから覚えていきましょう!
コアイメージについては以下の記事を参考にして下さい。
inのコアイメージ
inのコアイメージはズバリ「立体的に囲まれている」イメージです。

「あぁ、やっぱり広い感じね。」とガッカリした方は完全にNGです!inは広くなくても使います。
例えば、
目の中は広い感じがしないですよね?でもinを使います。
なぜならinは 立体的な内部感覚を感じる時に使うからです。
「私たち」が「Love」の中に居るようなイメージです。
inかonか迷う理由
よく、
なぜ「get in the car はinを使うのに、get on the busはonを使うの?」と疑問を持たれることがありますよね。
これもコアイメージの力を使えば一発で解決できます。

車というのは一般的にはそんな大きくないこんな漢字の普通車を想像しますよね。
in特有の 「包まれている」イメージが一番しっくりくるからinを使うのです。

対してバスはこんな感じで大型車をイメージすることが多いですよね。
なので包まれているイメージよりも、 くっついているイメージの方がしっくりくるからonを使うのです。
onのイメージは以下の記事を参考にして下さい。
あくまで私(話者)目線であることを忘れずに!
「バスでも包まれているイメージあるじゃん。」という方もいると思いますが、前置詞を使うのは話し手の視点です。
その人の感じ方によっては車だってonを使うし、バスだってinを使うこともあります。
あくまで私(話し手)目線で、その時に感じたイメージを使っていることを意識しましょう。
atのコアイメージ
atのコアイメージは「地図上の点」です。

「じゃあやっぱり狭さって事じゃん!」と思いますよね。
でも、atと狭さは一切関係ありません。
単に私を(点として)見てという文です。
これはinと比較するとわかりやすいですが、atは地点としてしか捉えていないのに対し、inは中にいるようなイメージなんです。
この文だと私の心を見てと言っているイメージが理解できますか?
atとinの違いをコアイメージで捉えてみよう
上の文は単に東京をあくまで「地点」としか捉えていません。
それ以上でもそれ以下でもなくいわゆる俯瞰的な視点で東京を指しています。
対して、
は、in特有の東京の中にいる内部感覚のイメージがあるので、東京という街に囲まれているイメージがあります。
私たちはただ単にジムにいるイメージです。
駅にいることだけを伝えるイメージです。
inなので渋谷や新宿などの駅構内にいるイメージです。
なんとなくinとatのイメージの違いが掴めてきたのではないでしょうか?
atの時間のイメージ
時間のイメージって昔からよく「at=時刻、on=日、in=月・年」・・・と記号的に覚えさせられてきたと思います。
でもこんなのすぐ忘れてしまうし、覚えてられないですよね。
なのでこういう時こそコアイメージを使いましょう!
これはatの「点」というコアイメージを理解すれば簡単です。

時計ってこんな感じで時刻を指していますよね。これはatのイメージそのままですね。なのでatを使います。
朝の一時点のどこかで朝食
午後の一時点の正午
夕方の一時点の夜
時間の概念でも、atの持つ 点というコアイメージは変わりません。
inの時間のイメージ
inは立体的な内部感覚があるとお伝えしました。これを時間に当てはめると時間の幅があるという時に使うことになります。
は、今日から次の1週間までの間を持ったイメージです。
2月の中に包まれている感覚=2月の中
夏の中に包まれている感覚=夏の間
理解度チェック
「10分後に戻ります」はin・atのどちらを使うでしょうか?
5秒で答えて下さい。
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・
答えは、inです。
となります。これはwithinという前置詞が「〜以内」という意味を補ってくれている為です。
in=「〜後」と覚えておいてもいいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?前置詞in・atのコアイメージをもう一度おさらいしましょう。
- inは 立体的に包まれているような内部感覚のイメージ
- atは 地図上の点のイメージ
しっかり理解することで会話の幅が一気に広がります。
in・atを使って色々な英作文を自分で作ったりしてどんどん理解を深めていきましょう!