badとwrong ってどっちも悪い?違いと使い分け

イメージ・考え方

「悪い」という意味の言葉を使いたい時、みなさんはどちらの単語を使いますか?

えっ、そんな大きな違いってあるの?

と思われるかもしれませんが、実はこの二つの単語にはちゃんとした違いがあり、

使い方を間違うと相手に間違ったイメージを与えてしまうことがあります。

そこで今回はこの二つの単語がどのように違うのか意味とその使い方について一つずつ確認してみましょう!

Badの意味

それではまずbadの意味について確認していきましょう!

まず、badには複数の意味がありますが、原義は「好ましくない状態」となります。「状態」や「もの、人」などに対して

それ自体が自分を不快にさせる、または有害である、それ自体がちゃんとしていないなどそのものを否定的に感じたときによく用いられます。

例えば、レストランで食べた食べ物が美味しくなかったり、海で上手に泳ぐことができなかったりなどなど…。

そんな時はbadを使って表現することになります。

それではBadの意味について、例文と共に一つずつ一緒に確認してみましょう!

The food tasted bad.

この食事はまずかった。

It is bad for us to eat too much.

食べ過ぎることは私たちにとって体に悪い。

He is a bad swimmer.

彼は泳ぎが下手だ。

どちらかというと、ネガティブなイメージです。

基本はその「状態」や「もの、人」自体が悪い、ひどいときに用いられるということですね!

wrongの意味

badに対し、wrongの意味は、原義が「曲がった→間違った」とあるように、

正しくない、間違っているといった「ある基準からそれが正しいのか、正常か」というところが意味の中心になります。

例えば、誰かが罪を犯した場合や、正しくない判断をした時など、法律や道徳的な部分から考えて「間違っている」と言いたいときに用いられます。

「悪い」「下手だ」という一般的なネガティブなイメージを表すのがbad、

「間違えている」というところが判断の基準となるのがwrongですね。

それではwrongの意味についても例文と合わせて一緒に見て見ましょう。

I took the wrong train.

私は電車を間違えてしまった。

It was wrong that you shold have carried out the plan by yourself.

君がその計画を君一人(単独)で実行したのは間違いだったね。

例題で確認してみよう

それではここで、二つの単語の違いが理解できているか問題を通して確認して見ましょう!

リラックスして挑戦してみてください。

1)I’m having a really ()day.

今日は本当にひどい日です。

2)He was driving on the()side of the road.

彼は間違った側の道路を運転していました。

3)Smoking gives you ()health.

喫煙はあなたの健康を損ないます。

4)That’s not a ()idea.

これはそんなに悪くないアイディアですよ。

5)What’s()? Oh, nothing.

何かあったの? 何もないよ。

6)He is the()person for the job.

彼はこの仕事に適していない人物だ。

どうでしたか?全問スラスラと答えが出てきたでしょうか。以下に回答を載せますのでぜひ確認してみてください。

一つずつ意味を確認して少しずつで大丈夫ですので覚えていきましょう!

答え合わせ

1) bad

2) wrong

3) bad

4) bad

5) wrong

6) wrong

「悪い」を表す形容詞いろいろ

さて、これでbadとWrongの意味は確認できたと思いますが、実はこれ以外にも「悪い」「間違っている」といった単語がたくさんあります。

数は多いですがそれぞれニュアンスの違いがありますのでしっかり確認しておきましょう!

ここでは会話や文章でも良く使われる単語を紹介したいと思います。

  • wicked:(人、行為、精神が)悪い、悪意のある、意地悪な

魔女(witch)からきていると考えるとなんとなくイメージがつかめると思います。

He has a wicked heart. 彼は邪心を持っている。

  • mistake:(判断上の)誤り、間違い

ミスを表す英語。wrongと似ていますがうまく使い分けましょう。思い違いをした時などによく用いられます。

I had a serious mistake. 私は大きな間違いをした。

  • false:誤った、事実に反する

本物ではないといった意味合いがあります。

He gave a false answer. 彼は嘘の答えをした。

まとめ

いかがでしたか。Badとwrongの違いについてイメージできるようになりましたでしょうか。

どういう意味で「悪い」のか、状態なのかそれともルールや基準からなのかそういったところを確認すればきっとどちらが適切かすぐ見つけ出せると思います。