こんにちは、ノックです。
本日のテーマは「big」と「large」です。
これらの単語を皆さんならどのように使い分けますか?意外と難しいと思います。
ではこの二つの違いをしっかり見ていきましょう!
bigとlargeの意味と違い
bigとlargeはどちらも物の大きさを表す形容詞として用いられます。英英辞書を引いてみると、それぞれ下記のように表現されています。
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big:large in size, degree, amount, etc.
(サイズ、程度、量等が大きい)
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large:big in size or quantity
(サイズ、量が大きい)
物理的なサイズや量を表す上ではどちらも同じような意味で用いられることがあります。
bigは日常的に カジュアルな場面で用いられます。
対して、largeは 少しフォーマルな印象を与えるので、公式な文書に残すような場合はlargeを用いるのが適切でしょう。
bigとlargeの最も大きな違いは、
bigは 「大きさ」だけじゃないということです。
主に物理的な大きさを表すならlargeに対して、bigは他にも様々な場面で用いることができます。
量についてはこちらの記事も参考になります。
bigの使い方
物事の重要度や深刻さを表すbigは次のように用いられます。
Buying your own house is a very big decision.
マイホームを買うのはすごく大きな決断です。
私は大変なミスをしました。
bigを使って「兄/姉」を表すこともできます。
This is my big brother/sister.
(これが私の兄/姉です。)
小さな子どもに言い聞かせる時はこんな風に使います。
Come on, don’t cry. You’re a big girl now.
泣かないで。もうお姉さんでしょう!
影響力や人気を表す時にもbigは使えます。日本語でも「いつかビックになるぞ!」なんて言い回しがありますよね。
He became a big star in just a year.
彼はたった一年で大スターになりました。
行動の程度を表すときにもbigを用いることができます。「〜の大ファン」や「大食い」などがイメージしやすいですね。
I’m a big fan of One Direction!
ワン・ダイレクションの大ファンなんです!
彼女はなんて大食いなんだ!
largeの使い方
largeは主に物理的な大きさを表します。量や金額を表す語句と一緒に用いられることが多いです。
A large number of people have visited this temple.
大勢の人がこの寺院を訪れました。
彼は多額のお金を借りていました。
レストランや洋服屋さんでサイズを伝えるときも、largeを使うのがナチュラルです。S・M・Lサイズの「L」ですね。
The T-shirt comes in Small, Medium and Large.
このTシャツはS、M、Lサイズをご用意しています。
カフェラテのLサイズを持ち帰りでください。
bigとlargeを使った決まり文句
最後にbigやlargeを使った決まり文句を紹介します。
bigを使ったフレーズ
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no big deal:大したことではない
例)It’s no big deal! そんなの大したことじゃないよ!
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be too big for your boots:うぬぼれる
例)He is too big for his boots. 彼は自分にうぬぼれているんだよ。
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big-mouth:秘密を守れない人
例)Don’t let Lisa know about the surprise. She’s a big-mouth.
リサにサプライズのことを知らせないで。彼女おしゃべりだから。
largeを使ったフレーズ
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at large:逃走中
例)The escaped prisoner is still at large. 脱獄囚はいまだ逃走中です。
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larger than life:偉大な、英雄的な
例)He was for me larger than life. 彼は私にとって偉大な存在でした。
まとめ
最後にもう一度まとめます。
- largeは、フォーマルな表現
- bigは、物事の重要度や深刻さ、年上の人を表す場合で使う
- 物理的にサイズが「大きい」と表す場合はどちらでもOK
こういった微妙な違いを意識することが英語上達の近道といえるでしょう。