どうも、ノックです。
みなさんは正しい英単語を使ったはずなのに相手に伝わらなかった、なんて経験はありませんか?
比較的平坦に発音する日本語に対して、英語は歌うように話す言語なので、アクセントのつけ方によっては正しい単語を使っても伝わらないことがあります。
でも大丈夫!英語のアクセントには 法則があるので、それさえ身につけば英語力は格段にアップします。
発音できる単語は聞こえる、と言われるように、正しいアクセントが身につくとリスニング力もアップしますよ。それでは早速、アクセントの法則を学んでいきましょう。
まずは音節を理解しよう
英語のアクセントを学ぶ上で欠かせないのが、音節を理解することです。
音節とは
母音を中心とした発音の単位のことを音節(英語で Syllable シラブル)といいます。ネイティブスピーカーは、この音節を1つの音のまとまりとして発音します。
例えば、
- cat は 1音節
- ta-ble は 2音節
- to-ma-to は 3音節
- tel-e-vi-sion は 4音節
です。
このように、母音 a・e・i・o・u ごとに音を区切るのが音節の基本的な考え方です。
ただし、以下のような例外もあります。
-
発音されない母音(silent vowel)は1音節として数えない
take や like などの語尾の e は発音されない母音なので、 1音節として数えません。
-
二重母音は1音節として数える
near には e と a の2つの母音が含まれますが、発音上は二重母音【ɪə】となり、1音節として数えられます。
-
y が母音で発音される場合には1音節として数える
cry などの単語は発音すると【kraɪ】となり二重母音【aɪ】が含まれるので、1音節として数えます。
アクセントってなに?
英語では、1つの単語のうちどこか1箇所の音節が他の音節よりも強調して発音されます。これがいわゆるアクセントです。
例えば、
3音節の単語 company は /COM-pa-ny/ (大文字の部分にアクセントをつけます)と発音されます。
英語のアクセントはどうやって発音するの?
日本語にも橋と箸(はし)のように音の高低で意味を使い分ける言葉が数多くありますが、英語のアクセントは音の強弱によって表現されます。英語アクセントを表現する上で大切な5つのポイントを下記にまとめました。
- 大きな声で発音する
- わかりやすく明確に発音する
- 音節のピッチを高くする
- 母音を長く発音する
- 顔の動きを強調する
日本語にはあまりない表現なので初めは小恥ずかしいかもしれませんが、この5つを意識するだけで英語が伝わりやすくなりますよ。ぜひ実践を!
アクセントの法則
それではここから、代表的なアクセントの法則をご紹介します。
2音節の名詞と形容詞は1音節目にアクセント
2音節の名詞と形容詞は基本的には1音節目にアクセントをつけます。
例)
pizza /PIZ-za/
happy /HAP-py/
ただし例外もあります。こればかりは感覚で覚えるしかありません。
例外の例)
hotel /ho-TEL/
dessert(デザート)/des-SERT/
→砂漠を表す desert のアクセントは /DES-ert/ です。
2音節の動詞と前置詞は2音節目にアクセント
2音節の動詞と前置詞は2音節目にアクセントをつけます。
例)
export /ex-PORT/
between /be-TWEEN/
→小見出し 名詞にも動詞にもなる単語なら、名詞は1音節目・動詞は2音節目にアクセント
英語には同じスペルで名詞にも動詞にもなる単語がたくさんあります。その場合は、名詞は1音節目・動詞は2音節目にアクセントをつけます。
例)
present(名詞:プレゼント)/PRE-sent/
present(動詞:贈る)/pre-SENT/
er や ly で終わる3音節の単語は1音節目にアクセント
er や ly で終わる3音節の単語のほとんどが1音節目にアクセントをつけます。
例)
manager /MA-na-ger/
quietly /QUI-et-ly/
sion、tion、ic で終わる単語は後ろから2音節目にアクセント
sion、tion、ic で終わる単語は後ろから2音節目にアクセントをつけます。
例)
situation /sit-u-A-tion/
permission /per-MIS-sion/
dra‧mat‧ic /dra-MAT-ic/
まとめ
今日は英語のアクセントの法則をご紹介しました。他にも法則はたくさんありますが、まずは今日学んだものから意識して発音してみてください。
きれいな英語をたくさん聞いて、それを真似しながら繰り返し練習することが発音上達への1番の近道です。
最近は図書館でも洋書の貸し出しをしているところが増えてきたので、audible でオーディオブックを聴きながら本を音読するのもおすすめですよ。
それではまた。