日本語でも「ことわざ」って沢山聞いたことがありますよね。
ことわざは、英語においても日本語においても、世の中の常となることを解いたことばで、「 こういう時はこうするべき」と人生のヒントとなることを教えてくれますね。
大切なことわざの言葉を自分の座右の銘として持っている方も沢山いるのではないでしょうか。
そんなことわざ、英語圏でも沢山あります。
日本語と対になっているものがあって非常に面白いものも沢山あります。
例えば日本語では「 郷に入っては郷に従え」といったことわざが、英語では「 ローマに入ってはローマに従え」と例えになっているものが違くても同じ概念を持っていたりなど…。
そんな感じで面白いので、勉強ついでにぜひ読んでみてください!
では、いってみましょう!
英語の勉強にことわざが効果的な理由
英語を習う上でもことわざは良い参考文献になります。 古くて有名な名言は、ネイティブは知っているものをよく会話中に挙げたりします。
というような形で会話中に登場するんです。
「あっ、このことわざ、日本にも似たようなものがあるよね!」
と、人類共通の考え方を探索することができるので、楽しみながら英語の色々な構文に当たることができます。
英語のことわざ紹介
ここでは、英語圏の中でもよく知られている有名なことわざに絞って50個紹介していきます。
ここで紹介していくことわざは、 英語圏のネイティブスピーカーが厳選した、英語圏の人々に最もよく認識されている有名なものです。
ですので、会話中に共通の知識として登場することもあると思います。すべて目を通しておいても損はないと思います。
参考:PHLASEMIX
では、見ていきましょう。
英語のことわざ【恋愛・友情編】
"Don’t bite the hand that feeds you."
日本語訳:自分を食べさせてくれる人の手を噛むな
誰かがあなたに対して救いの手を差し伸べてくれるならば、その人を傷つけないように細心の注意を払うべきだということ。
"Birds of a feather flock together."
日本語訳:人は類をもって集まる(類は友を呼ぶ)
自分と似ている人と過ごす時間は楽しいことのたとえ。つまり、結局は似たもの同士が仲間・友達になるということですね。
"Keep your friends close and your enemies closer."
日本語訳:友は親しく、敵はもっと親しく
あなたが敵だと思っている人と公然と戦うより、仲良くなって友人であるふりをするほうがいいこと。そうすれば、彼らを注意深く見ることができ、何を計画しているのか把握することができます。
"Familiarity breeds contempt."
日本語訳:慣れすぎは侮りのもと
誰かと親しくしすぎると、その人のことが嫌になってくるのは当然のことであることのたとえ。
英語のことわざ【賢者編】
"Good things come to those who wait."
日本語訳:幸運は待つひとにやってくる
辛いことがあっても我慢して続けなさい。最終的に何か良いことが起こります、というメッセージが詰まったことわざです。
"The pen is mightier than the sword."
日本語訳:ペンは剣よりも強い
アイデアや言葉で人々を説得しようとすることは、人々があなたがしたいことをやるように強制するよりも効果的だということのたとえ。つまり、物事は力で解決するより、頭を使った方が良いということ、
"When the going gets tough, the tough get going."
日本語訳:厳しくなっても強者はなお行く
強い人々は、挑戦する時にあきらめることはなく、もっと頑張ることのたとえ。物事は、良い時もあれば落ち込む状況に陥ることもありますが、悪い状況になっても、だからといって諦めないで!というメッセージが込められていますね。
"Fortune favors the bold."
日本語訳:幸運は勇者に味方する
目標に向かって努力をし続けた人は、安全に生きようとして努力をやめた人よりも成功することのたとえ。結果が分からなくても逃げてはいけない、努力を続ければ必ずいつか実を結ぶ、ということですね。
"Hope for the best, but prepare for the worst."
日本語訳:備えあれば憂いなし
最悪の事態はいつおこってもおかしくないので、準備を怠らないほうがいいことのたとえ。日本語と同じことわざがあるなんて面白いですね!
"Better late than never."
日本語訳:遅れてもやらないよりはまし
時間内に何かをするというのが最善の方法ですが、遅くなっても行動しないよりはましであるということのたとえ。
"Discretion is the greater part of valor."
日本語訳:判断は、勇気の大部分
勇気を発揮し、怪我をするのではなく、潔くあきらめて逃げるべき時もあることを知ることが重要であること。
"The early bird catches the worm."
日本語訳:早起きの鳥は虫を取る
あなたが成功するためには、早く起きて早く仕事を始めるべきだということ。「早起きは三文の得」という言葉と共通する概念です。
"God helps those who help themselves."
日本語訳:神は自分を助けようとする者を助ける
あなたに良いことが起こるのを待っていてはいけない、あなたの目標を達成するために行動しなければいけないということ。"Fortune favors the bold."と似ていますね。
"Cleanliness is next to godliness."
日本語訳:きれい好きは敬神に次ぐ美徳
いつも清潔にすることを心掛けていれば、ツキがやってくるということ。
"Practice makes perfect."
日本語訳:練習は完璧を作る
練習はプロフェッショナルになるために必要であるということ。今この時点で目標にしている基準に立っていなくても、あきらめず練習すれば、いつか実を結ぶであろうということ。
"If you can’t beat ‘em, join ‘em."
日本語訳:倒せないなら仲間に入れ
何かの変化を与えたいならば、その変化が起こる要因を作らなければならないということ。誰かが好きで付き合いたいならば、勇気を出してデートに誘いましょう!
"There’s no time like the present."
日本語訳:思い立ったが吉日
なにかをやろうと思い立ったら、その日から行動するべきであるということ。明日に引き伸ばし続けると、やろうとすることが遅れていき、やがて忘れてしまうからですね。
英語のことわざ【世の常編】
"The grass is always greener on the other side of the hill."
日本語訳:隣の芝生は青く見える
人は、自分が持っていないものが欲しくなる傾向があること。日本語のことわざと全く同じ描写でびっくりですね。
"When in Rome, do as the Romans."
日本語訳:ローマに入ったら、ローマ人のしきたりに従え。
あなたの周りの人々が行動している通りに行動しましょう。このフレーズは、あなたが海外旅行しているときに、人々が自分の知っている方法とは違ったやり方で行動することに気付くかもしれません。これは、日本でも同じことわざがありますね。「郷に入っては郷に従え」です。
"The squeaky wheel gets the grease."
日本語訳:きしむ車輪は油を差される
はっきりと自己主張をすれば、きちんと見返りを得ることができるということのたとえ。
行動することで、結果を得ることができるということですね。日本語は「自己主張は慎みましょう」という基本的な概念があるのに対し、正反対のものですね。
"No man is an island."
日本語訳:誰も島国ではない
誰完全に独立して生きることはできないことのたとえ。誰もが他の人の助けが必要なんです。
"A picture is worth a thousand words."
日本語訳:一枚の絵は一千語に匹敵する
絵は感情やメッセージを文章や口頭での説明よりもよく伝えること。日本語のことわざでいうと、「百聞は一見に如かず」ににていますね。
"There’s no such thing as a free lunch."
日本語訳:ただの昼食なんてものはない
無料で提供されるものは、常に隠された費用があることのたとえ。意義に関して言えば、「無料より高いものはない」という日本語のことわざと似ています。
"There’s no place like home."
日本語訳:家のような場所はない
自分の家こそ最も快適な場所であること。結局は友人や同僚などの上辺だけの付き合いより、自分の家族や一人になれるところが一番ですね。
"A watched pot never boils."
日本語訳:待つ身は長い
何かが終わるのに時間がかかる場合は、ただ眺めてじれったく待っているだけだとそれが永遠にかかるように感じてしまうので、あまり気に留めず別のことをしながら気長に待っていたほうがいいということ。
"Too many cooks spoil the broth."
日本語訳:料理人が多ければ吸い物がまずくなる
グループ内に指導者が大勢いたとしても、いいものは出来上がらないということ。なにかのプロジェクトをする時には1名の指導者がグループを指揮したほうがいいこと。
"Easy come, easy go."
日本語訳:得やすいものは失いやすい
苦労せずに得たものは、簡単に失ってしまうことのたとえ。お金にも、友情にも恋愛にもあてはまりますね。「悪銭身に付かず」に似ていますね。
"All good things must come to an end."
日本語訳:よいことは必ず終わりを迎える
幸運や楽しみを永遠に楽しむことはできないこと。結局それは終わりを迎えます。
"One man’s trash is another man’s treasure."
日本語訳:誰かにとってのごみは誰かにとっての宝物
人々はみな違う価値観を持っていることのたとえ。誰かがゴミだと思って捨てるものも、ある人にとって見たら宝物であるということ。
"Beauty is in the eye of the beholder."
日本語訳:蓼(たで)食う虫も好き好き
みんなが同じものをみて素晴らしいと感じるわけではありません、ということ。
"Necessity is the mother of invention."
日本語訳:必要は発明の母
何かが本当に必要な時には、それを得るために創造的な解決策を思いつくことに繋がるということ。その意味で、「必要は発明の母」と言えるのです。
"A penny saved is a penny earned."
日本語訳:節約した1ペニーは稼いだ1ペニー
節約することを心掛けるべきであるということ。1円でも節約したならば、1円儲かったのと一緒であるからです。
"Two heads are better than one."
日本語訳:2つの頭は1つよりも良い
2人が協力し合うと、一人でやるよりより良いアイデアが生まれることのたとえ。
"Better safe than sorry."
日本語訳:隣の芝生は青い
それが必要でないように思われる場合でも、注意する必要があります。まさかと思うことであっても、念のために注意をしておく時間や手間は、実際に起こった場合に払う代償よりはるかに少なくて済みます。
"A chain is only as strong as its weakest link."
日本語訳:弱いリングがあるチェーンは強くなれない
メンバーの1人がさぼれば、チーム全体が失敗することのたとえ。チェーンは一つ一つのリングが強く繋がってこそ、チェーンとしての役割を果たすのです。
"Rome wasn’t built in a day."
日本語訳:ローマは一日にして成らず
偉大な仕事を成し遂げるには、それ相応の努力や時間の投資が必要であるということ。大成のためには我慢して努力を続けるべきなのです。
"Slow and steady wins the race."
日本語訳:ゆっくり着実にやれば、必ず競走に勝つ
ものごとを達成するために、最初に一気に興奮してエネルギーを使い果たしてしまうとモチベーションが維持できないので、自分ができる範囲でゆっくり確実に努力を重ねるべきであるということ。
"Strike while the iron is hot."
日本語訳:鉄は熱いうちに打て
良い機会があるときは、考えすぎずその機会をものにするべきです。あまりにも考えすぎてしまうと、機械を逃してしまう可能性があります。
"Time is money."
日本語訳:時は金なり
遊び惚けて時間を無駄にするなということ。時間はお金と同じ価値を持つので、時間を無駄にせず努力せよ、ということ。
英語のことわざ【~してはいけない編】
"Beggars can’t be choosers."
日本語訳:物を恵んでもらうのに好き嫌いは言えない
他の人に何かを頼むときには、頼んでやってくれること自体に感謝して、返ってくるものがなんであろうが素直に受け取るべきだということ。
"Actions speak louder than words."
日本語訳:行動は言葉よりも雄弁だ
これからやろうとしていることをいくら雄弁に話しても、何の価値もない。実際に行動することが一番の説得にあたるということ。
"If it ain’t broke, don’t fix it."
日本語訳:壊れてないなら直すな
すでにうまく機能しているものを改善しようとしないほうがよいこと。そうすることによって、新しい問題を引き起こす可能性がないとはいえないからです。
"You can’t judge a book by its cover."
日本語訳:ブックカバーで内容を判断できない
物事は時には実際と異なって見えることがあることのたとえ。古くて小さいレストランには意外と素晴らしい食べ物があったり、など。
"Don’t put all your eggs in one basket."
日本語訳:全ての卵を同じバスケットに入れるな
最悪の事態が起こった時のために備えて対策を持っておかなければいけないということ。持っているお金や時間全てを賭けたばくちはしてはならない。
"Honesty is the best policy."
日本語訳:正直が一番
他人にウソをついてはいけないこと。
"People who live in glass houses should not throw stones."
日本語訳:ガラスの家に住んでいる人々は、石を投げてはいけない
あなたが完璧でないなら、他の人を批判してはいけないということ。相手のことを文句言う前に、まず自分を正しましょうということですね。
"Two wrongs don’t make a right."
日本語訳:二つの悪事はものごとを正しくしない
誰かがあなたに悪いことをしたとき、復讐をしようとすると物事が悪化するだけであることのたとえ。マイナスとマイナスが一緒になったらプラスになる、というようにはいかないということです。
"Never look a gift horse in the mouth."
日本語訳:貰いもののあらを探すな
誰かがあなたに対して何かをあげた時には、もらったものをただ感謝して受け取れば良く、あらを探すべきではないことのたとえ。
"You can’t make an omelet without breaking a few eggs."
日本語訳:2、3個の卵を割ることなしにオムレツを作れない
あなたが偉大なことを成し遂げようとする時、嫉妬をして悪口を言ってきたり、なんとか食い止めようと説得してきたりする人もいると思いますが、そういう人達は気に留める必要はないということ。
"You can’t always get what you want."
日本語訳:欲しいものが手に入れられるとは限らない
人生は、いつも欲しいもの手に入れられるわけではないということ。望むものを手に入れられなかったからといって、失望することはないということ。
"Don’t count your chickens before they hatch."
日本語訳:生まれていないうちから自分のニワトリの数を数えるな
計画が成功していないうちから、成功した後に何をするのか考え始める必要はないということ。成功してから、次に何をすべきかを考えるべきであるということ。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
英語の座右の銘はみつかりましたか?
自分を励ましてくれる英語のことわざが見つかったらいいなと思っております。
本日もご購読ありがとうございました!