【国際結婚】日本在中アメリカ軍人と結婚?知っておくべきことや注意点とは?

コラム

日本には全国各地に米軍基地があり、軍人とお付き合いしている、または付き合ってみたい!という方も多いでしょう。

今回は、米軍兵を持つ旦那にインタビューをし、体験談をもとに「軍人と結婚する際に知っておきたいこと・注意点」について書いていきたいと思います。

とにかく「まずは英語を話せるようになってから・・・」という方はこちらの記事も参考になりますよ。

英語が話せないのに国際結婚をする時どんな困難がある?克服方法も紹介!

秘密ごとが多い!

お相手の方は、仕事のスケジュールや仕事内容などパートナーである貴方にたくさん話すことがあるでしょう。

しかし、お相手は国のために働いている 公務員です。

貴方に話している内容は国家秘密であることが多いので、お相手の仕事内容や部隊名、所属先、日程などは外部に漏らさないようにしましょう。

誰がどこで悪用し被害が出るかわかりません。

この世の中、 テロリストなどに情報が渡ってしまったら計り知れない被害が出る可能性があります。

貴方が情報を漏らしたことを軍が知れば、お相手の方が 減給または 降格になったり、さらに最悪の場合には仕事を クビになります。

貴方の行動で、お相手の方のペナルティーを受けることとなるので気をつけましょう。

派遣やトレーニングの期間が長い!

お相手の方の職種によって派遣の有無は異なりますが、年に数回 1ヶ月間トレーニングで家を開けるというのは珍しくありません。

派遣(Deployment)となると長くて約1年間家を開けることもあります。

船の上でお仕事をしている方だと出航すると数ヶ月は帰ってきません

旦那さんが同時期に派遣されているなど同じ境遇の奥様方が集まってお茶やご飯をしたり悩みを相談しあって助け合います。

お相手の方の同僚や部下、上司の奥様方と日頃から仲良くお付き合いすることをお勧めします。

気をつけておきたいのが、派遣やトレーニング、出向中などは普段と比べ連絡があんまりとれません。

あんまり返事がこないからといってパニックにならないようにしましょう!

仕事についての会話が暗号のようにしか聞こえない

アメリカ軍基地の方と国際結婚を果たした友人は、

「最初の頃は旦那が仕事の話をしている時、頭文字を並べた単語をよく使うので全然理解出来ず困っていた。」

といっていました。

お相手の方の仕事を理解してあげるためには少し貴方が勉強することが必要ですね。

最初は意味が全くわからなくても、時間が立つにつれ覚えていくそうです。

軍関係者と話すときにはお相手の方の部隊名とランクを聞かれることがほとんどです。

結婚するのに答えられないと全く興味を持っていないと思われ少し恥ずかしいので、この2つは覚えておくようにしましょう!

また、基地内では配偶者の方向けに軍のことについて学ぶクラスがあるので参加してみるといいでしょう。

色々なベネフィットがある!

軍人や軍人の家族であることは沢山の ベネフィットがあります。

福利厚生もしっかりしていますし、アメリカ国内では「 ミリテリーディスカウント」と言って約10パーセントから20パーセント割引をしてくれるお店が沢山あります。

アメリカは医療費が高いことで有名ですが、友人がアメリカで出産した際、医療費は全て保険でカバーされ無料だったそうです。

(*全ての医療行為が無料ではないです。)

日本では保険が効かず約40万円以上かかるので大きい差ですね。

色々大変なことがある中、いい点も沢山あるのですね!

引越が多い!

現役兵の方は、既婚の方は 約4年ごとに勤務地が変更になるのが一般的です。

4年に1回荷物を詰めたりほどいたり…

引越し前後にはホテル暮らしが続いたり…(豪華なホテルではないです!汗)

軍の引越し業者は雑なことで有名なので、預けた荷物がいざ新天地へついて開けてみると壊れていたり…

転勤先は、隣町ではなく州をまたいだり、国をまたぐことがほとんどですが、最初は、「いろいろなところに住める!」とワクワクしていても、回数を重ねていくと「正直面倒…」というのが本音だそうです。

引越代や交通費は軍が出してくれるものの、転勤先で住む家やアパートにいま使っている家具が入らないとなれば、その家具は捨てるか倉庫を借りてしまっておくか…

これだけでも数万円から数十万円の無駄になってしまいますね。

引越貧乏になってしまう方々がほとんどです。

これが4年に1回起こります。

引越しに備えてお金を別にためておくのがスマートな方法ですね!

プロポーズまでが早い!?

既婚の方は4年ごとに勤務地が変わると先ほど言いましたが、独身の方はなんとその半分の2年で勤務地が変更になる方がほとんどです。

なので、知り合った時にはもう帰国が近づいてまだ日も経ってないのに「僕と一緒にアメリカに来ない?」という方がとても多いです。

日本人がアメリカへ住む際は ビザがないと入れません。

その際に取得できるビザは、婚約や結婚に基づくビザしかないので、必然的に「結婚」となります。

「夢だったアメリカに愛している人と住める!」と浮かれすぎて他の問題を無視しないようにすることが大切です。

ほとんどの人がアメリカへ行くと家族や友達と離れ離れになり孤独を味わいます。

友達ができたと思っても4年間の勤務が終われば転勤になるのでまた1から友達を作り直しです。

日本行きの航空券は往復約20万円し、片道10時間以上かかります。

日本にいる時みたいに地元へさっと帰省とかは難しいですね。

しかし、旦那さんの同僚や部下、上司の奥様方の集まりがある部隊がほとんどです。

「自分の地元や住んでいるところを離れてお相手の方と暮らしている」という同じ境遇の人が多いので積極的に足を運んでみるといいですね。

基地内で販売されているものは軍関係者用なので注意!

基地の中にはスーパーデパートコンビニがあります。

日本には売っていない珍しい商品があったり、税金がかからないのでAmazonや他の場所で買うより安くなっている商品がほとんどです。

基地内で販売されているものは、軍関係者だけに向けられたものなので 転売することは禁止となっているので注意をしてください。

ID保持者(軍関係者)以外は決められた施設は立入禁止となっている基地もあります。

貴方やエスコートをしてあげた知人が転売をし通報された場合は、お相手の方にペナルティーが科され、仕事や給料に影響が出てしまうので絶対ルールは守るようにしましょう。

一般的な国際結婚と手続きが違う

以前も記事に書きましたが、国際結婚の手続きは日本人同士の手続きと比べ、とても複雑です。

参考↓↓

アメリカ人との国際結婚で事前に知っておきたいこと・注意点

在日米軍兵との結婚となると、上司からの許可が必要であったり、結婚する人向けのクラスを受講しないといけなかったり…

一般的な国際結婚と比べ、さらに結婚までの道のりが長くなります。

基地内には法務担当の部署(リーガルオフィス)があり、そこで結婚の手続きの情報を教えてくれるのでお相手の方に聞いてみてください。

まとめ

今回は一般人ではなく軍人と結婚する際に知っておきたいことや注意をしたいことについてまとめてみました。

「軍人との結婚生活は結婚前に夢を見ていたような生活だけではなく困難なときもあるけど、それでも楽しくやっている。」

と友人は言っていました。

みなさんもこの記事を軍人のお相手の方と結婚する前に参考にしてみてください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。