子供が英語嫌いで困っているお母さんは多いのではないでしょうか?
いくら勉強しろと伝えても、馬の耳に念仏…
そんな我が子を英語嫌いから解放するためには、どうしたらいいのか?
「勉強しろ」と何度も伝え、叱ってしまうだけでは、逆効果なようで…。
そんな悩めるお母様のために、今回は
英語嫌いの子供を「勉強させる」気にする3つの方法
を紹介していこうと思います!
なぜ英語嫌いになってしまうのか?
子供が英語嫌いになってしまう原因はいくつかあります。
英語を勉強する意味が分かっていない
「英語嫌い」の学生さん側からすると、
日本人なのに、なぜ違う言語を勉強しなければいけないんだ!
という主張を持っているかもしれません。
そんな学生さんたちは、
- なぜ今英語を勉強するのかという 疑問
を拭えずにいるため、英語を勉強するモチベーションがない状態です。
また、英語という言語に対して魅力を感じていないのかも。
英語は積み重ねの教科のため、遅れている
英語は例えば社会や地理、理化や家庭科のように、分野ごとに 関連性がないことがありません。
英語は中学1年生にやったことがマスターできていることを前提として中学2年生、中学3年生の英語を学びますし、
中学生でやったことを前提として、高校1年生、高校2年生と繋がっていき、最後に高校3年生の英語を学んでそのまま受験に突入します。
このように、すべての文法、単語、構文理解が段階(積み重ね)の教科である英語は、途中で巻き返しがききません。
ですから、いくら学生さんが「これから頑張ろう!」と思って根気よく取り掛かっても、
今まで頑張ってきていなかった学生さんたちは結局理解できずじまいで終わってしまうのです。
これが、 英語嫌いに陥るしくみなんですね。
英語は難しいという先入観がある
例えば、あなたが普段全く運動をしていなかった人であって、
運動を始めようと一念発起してジムに通い始めた。
そんなとき、ジムに一歩入る時「怖い」と感じてしまうのではないでしょうか?
運動をしているすべての人が、
- 長年運動を続けてきて、自分より輝いているように感じてしまう
- ジムにいるみんなが自分を白い目で見ている
というように(現実に反して)感じてしまうかもしれません。
今まで勉強を頑張ろうと思って頑張ってこなかった学生さんたち
(なんとなくやってきただけ)にとっては、
英語に対して同じようなイメージがあるのです。
そんな、
という 悪循環に陥る前に、誰かが救ってあげる必要があるのです。
それが、お母さん、あなたでなければありません!
英語を勉強したらどんなことができるか話す
しかし、とくに現代社会では、社会人になってから
英語の必要性をしみじみ感じた…
と学生の頃に英語を勉強しなかった(する機会がなかった)
ことを後悔する大人であふれています。
そんな 現実を知っているお母さんだからこそ、
広い視野で「なぜ英語が必要なのか」を知っているはずです。
まず、英語は大学受験で一番の得点源。
英語で点数をとれれば、大学受験が楽になります。
いい大学に入れば、その分職業に関しての選択肢が増え、
幸せになれる余地が広がります。
また、今は仕事の募集要項にも英語の必須レベルが書いてある時代。
そんな段階をおった英語の 必要性に
当然ながら気づいていない学生さんたちが多いです。
それを説明するのは親の役目。
いちど、お子さんと将来の夢について深く話してみましょう。
「将来何がやりたいの?」
「大きな夢でも、恥ずかしがらずに言ってごらん。」
- パイロットになりたい→英語必須
- 先生になりたい→教員試験に英語も!
- ピアノの先生→楽譜や音楽関係の資料はゆくゆくは英語表記に
そんな英語の必要性をゆっくりやさしく教えてあげて下さい。
なぜ英語が必要なのか。なぜ今なのか。
親は当然だと思っていても、子供の立場からすると分かっていない場合が多い。
積み重ねの大切さを図にして説明してあげてもいいかもしれないですね!
一緒に英語を学んでみる
英語は、やはり一人で勉強しても面白くありません。
そんな娘さん/息子さんの気持ちを汲んで、思い切って
お母さんも英語を勉強してみたらいかがでしょう?
なぜかというと、お子さんはみんな英語がどうしてできないのかを分かっていません。
最初からやる気のない子もいるでしょうが、やる気をもって取り掛かろうとしても
(先ほども言ったように)英語は 積み重ねが大事なので
途中から入り込むことができず、立ち止まってしまうしかないのです。
そんなときは、初歩からお母さんも一緒に学び直してみたらいかがでしょうか。
一緒に勉強すると、お子さんも勉強の楽しさを分かってくるかもしれません。
また、一緒に上達することで、初歩からだんだんと ガイドすることができます。
二人で上達したら、英語の会話をするタイムを取り入れてみたり、
聞いてうれしいことを中心に、英語の単語を投げかけてみたりするんです!
例)Do you want to have a cake?(ケーキ食べたい?)
そうすると、アウトプットの機会が増えるので、お子さんも英語の勉強がますます楽しくなるはず!
クレヨンしんちゃんの風間くん宅では、お母さんが風間くんと
イングリッシュタイムを取り入れているんですよ(笑)
イングリッシュタイムの時間は、英語でしか話してはいけないことにしています。
英会話スクールの体験に行かせてみる
英語っていうのは言語ですから、コミュニケーションのツールとして
本来は「勉強」するべきものではありません。
好き嫌いの別れるべきものではないということです。
英語嫌いのお子さんは今
- 英語を「言語」でなく「勉強」としかとらえることができていない
- 英語を使ってコミュニケーションする楽しさを知らない
それはそうです。 経験したことがないんですから。
そんなお子さんたちには、英語に関して「言語」という現実を伝えるために、
英会話スクールに通わせる、まででなくとも 体験にでも送ってみましょう。
体験だけでもいいので実際その現場を経験し目で見たら、英語を勉強して得られるものが一気に分かってくるはずです!
英語だけに絞る
上記のすべてを試したけれども、
どーしても他の教科のプレッシャーもあるし、やる気が起きなかった…というお子さんには
思い切って「 英語だけでもやれ!」と言ってみましょう。
何度も何度も繰り返しますが、英語こそ
「途中でつまづいてしまってはいけない教科」です。
ほかの教科のどれよりも、進めば進むほど巻き返しが難しい教科です。
それなのに、大学受験には、
- 文系も理系も(ほぼ)例外なく英語は必須
- 特に文系は英語だけで他の教科2教科分の得点を占める(良い例が センター試験: 英語200点 歴史100点)
そんな恐ろしい教科だからこそ、他の教科は必要性を感じるときまで
その「やる気」とっておいたとしても
英語だけは今のこの大切な時期を逃してほしくない!
だからこそ、お母さんの最終手段として
的を英語に絞って「他はいいから英語に集中しろ!」と戦闘命令を出してあげましょう。
良い例が今韓国で有名なYoutuberのDeeva Jessica(ディーバジェシカ)さん。
ディーバジェシカさんは、海外の事件を調べて韓国語でその事件を興味深く説明するいわゆる「話し家」です。
この方はそれぞれの放送分のネタは毎回英語でリサーチをするのですが、
ディーバジェシカさんの有名なエピソードとして、
昔勉強が苦手で少しグレていた時期もある彼女は、
お母さんに「他はいいから英語だけは頑張りなさい!」といわれてきたそう。
そしてこうして有名なYoutuberが誕生したのですね。
そんな素晴らしい秘話もあるので、これは最終手段として覚えておきましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
英語嫌いのお子さんを、英語を勉強する気にさせる自信はついてきましたか?
勉強しろ、勉強しろと嫌いなことを無理強いしなければいけない親御さんも辛いでしょうが、
それはお子さんの将来を心配してのこと。
そんな温かい気持ちが、上手く伝わるといいですね!