こんにちは、ノックです。
中学で習うslowとlateはどちらも遅いと訳されます。
一見同じですが、もちろん両者は異なる意味を持ちます。そこで、両者の意味の違いや用法をわかりやすくまとめてみました。
それでは、いきましょう!
両者の違いは何?
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slowは「動作が」遅い
slowは、動作や動きなど、物理的なモーションが遅い時に使います。日本語でもスローモーションと言いますよね。例えば、
The boy is now waving his arms slowly.
その男の子は腕をゆっくりぷらぷらさせている。
のような感じでslowは使えます。この例文↑の場合、もちろんslowlyはwavingを修飾して、腕の動きがゆっくりであることを表現しています。
また、物理的な動きでなくとも、変化するもの全般についてもslowは使えます。例えば、
His speaking rate is too slow.
彼のしゃべるスピードはとても遅い。
など。「時々刻々と変化するもの、その変化の遅さ」を表現したいときには、slowを使うのがベストです。
lateは「時間的に」遅い
何か標準、基準があって、それと比較して時間的に遅れている、遅いというのがlateのコアイメージです。lateは常に相対的なものであると覚えておきましょう。
何かの到着や出発が本来の時刻よりも遅れていることを言いたいときには、lateを使うのが一番。例えば、
I’m late for school.
学校に遅刻した。
など。中学一年で習うおなじみのフレーズですよね。このlateはもちろん、学校に到着すべき時間を基準として、それと比較して遅い、ということを表現しています。
ちなみに、lateは基準に対して遅れているという状態を表すので、「~に遅れた」でもI wasではなく、I amで表現します。
他には、締切を過ぎてからの提出のことなんかを英語ではlate submissionといいます。これもコアイメージと一致しますよね。宿題を期日後に提出したら、それはlate submission of homework assignmentになります。
slowとlateを誤用しないようにするためには
以上のように、slowとlateはコアイメージがかなり違います。共通項はほぼないので、使い分けはそこまで難しくありません。
基本的には、slowは動きが遅い、lateは(時間的な)基準に対して遅い、遅れてると覚えれば九割がた問題なしです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。slowとlateの使い分けは比較的簡単です。早いうちからマスターしてしまいましょう!