英語の長文読解を解けるようになるための4つのコツを伝授!

TOEIC

ノックです。

受験生にとって英語の 長文問題は一番の難関であることは間違いないですね。

英語の長文問題の厄介なところは、英語の文法や語彙問題のように一筋縄では行かないところです。

文法問題は一回やったことがある問題が次テストを受ける時に出てきたり、勉強の方法が分かるからいいのですが、英語の長文問題って毎回違うから困るんですよね!(当たり前か)

  • 長文問題って何をもって上達するのか分からない・・・
  • どう勉強したらいいのか分からないんだけど・・・

そんな方に、上達のコツと勉強方法をまとめました。

TOEICでもしっかり役立つ記事なので是非とも理解しておきましょう!

長文読解をするのに必要なこと

英語の長文読解問題ができるようになるためには何が必要なのでしょうか?

速読

長文読解に必要なのはコレ。 速読力です。

時間の制限なくして、ゆっくりじっくり解いていいのであれば誰にでも解けます。

長文読解はいつも時間との戦い。

速読力、つまり英語を早く読めることは長文問題には欠かせない要素です。

国語力

意外と盲点なのはコレ、 国語力

みなさん長文問題を解くときに、段落ごとのまとまりを意識して解いている方はどのくらいいるでしょうか?

上の画像のように、長文問題をよく見ると段落の始めにスペースが入っているのが分かりますね。

この長文問題でいうと、段落は3つに分かれています。

当然ながら、段落を分けるということはそれぞれに「意味のまとまり」があり、違うトピックに変わっています。

段落ごとになんの主張があるか、などそれぞれの段落を要約して理解する力がないと、長文問題は上手く解けません。

構文把握力

構文把握力は、SVOCMなどそれぞれの単語や語のまとまりが、文章の中でどのような役割を果たすのかを理解する力です。

例えば、

What was disappointing the most was that she lied to me. 一番がっかりしたのは彼女が私に嘘をついたことだ

この文章で、主語にあたる部分がWhat was disappointing the mostであり、

そしてthat she lied to meはこの文章において補語にあたることは理解できましたか?

はたまた、

You should have taken a rest. あなたは休みをとるべきだった

この文章では述部がshould have takenであることは読み取れましたでしょうか?

このように、主部(主語)はどこか、述部(述語)はどこか、文のうしろに続くそれぞれの語がどこにどうかかって、どのような意味を付け加えるのか、など複雑な文章の構成が分からないといけません。

とくに、英語は日本語と構文が違うので、このように「文章のカラクリ」を理解する力を付けるためにはかなりの努力を要します。

単語力

もちろん、その長文の難易度に匹敵する 単語力がなければ長文は解くことができません。

長文の問題は易しいものもあれば、難しいものもあります。

易しい長文問題を出題して確実に点を取ることができるか見るテストもあれば、

あえて難しい問題を出題して平均点を下げたうえで、

難しいレベルのその問題を解ける人物を探し当てる目的のテストもあります。

色んな目的があるため、どんな長文問題にも対応できるように、英語を読み解く基礎としての単語力を付けておくことは大切です。

トイックなんかは良い例ですね。

易しいものから始まり、どんどん難しくしていくことで、解ける人物に点を与え、高得点まで取れる人たちを洗い出す形のテストです。

英語長文問題のための勉強方法

長文問題を解けるようになるためには、当然ながら上に挙げた4つの要素を鍛えていくことで上達につながりますね。

では、それぞれどのように鍛えればいいでしょうか?

以下の勉強方法を参考にしてみてくださいね。

速読力をつけるためには?

速読力を付けるためには、英語をできるだけ沢山読みまくる、という固定概念を持っている方が沢山いると思います!

ですが、そのようにバタバタ英語を読み漁っても、速読力の養成にはつながりません。

むしろ、どんな問題にあたっても、 しっかりじっくり時間をかけて復習することが速読力をつけるために一番いいことです。

それは、文法問題にあたっても、並べ替え問題、また虫食い問題、中程度の長文問題などどのような形式の問題にも言えること。

そのようにじっくりと時間をかけてこそ、次に同じような問題・構文にあたった時に、素早く頭の中で処理をすることが可能なのです。

国語力をつけるためには?

国語力を付けるためには、英語の長文問題を解くときの意識でガラっと変わります。

英語を英語として読むのではなく、一種の「ストーリー」あるいは論文系の文章であれば書き手の「主張」と捉えて読むこと。

つまり、使われている言語が英語なだけで、「国語の読解問題を解いている」という 意識で読み進めるのです。

そうすると、自然と薄っぺらい理解だけではなく、ストーリーとして、あるいは主張として深く理解しようとする意識が芽生えます。

またオススメなのが、段落ごとに要約して メモしておくことです。

こんな感じ。

段落が変わる時に、「今読んだ段落はつまり何を言おうとしていたものだ?」と思いだし、その段落の横に日本語でちょちょっとメモしておきます。

そうするだけで、後で問題にあたった時に、「あ、この問題で聞いていることは2段落目にかいてあったはず!」と容易に思い出すことができるのです。

構文把握力をつけるためには?

構文把握力を付けるためには、普段から構文を読み解く練習をしておくことです。

構文というのはとても大事で、いくら単語を知っていても、構文が分からないと理解することはできません。

皆さんが例えば「この文章、単語は分かるのに理解できない…」という一文があったとすれば、それは構文が読み解けていないことが原因!

構文の練習方法などなどは以下の記事を参考にしてくださいね!

【超簡単】英語の語順ルールは「6つの法則」を覚えるだけ!

単語力をつけるためには?

単語力の練習方法は一番分かりやすいかもしれませんね。

単語帳で単語を覚える!これに尽きます。

覚えて、自己テスト、覚えて、自己テスト!

これでどんどん覚えていきますね。

復習の仕方

長文問題を一つ解いたら、必ず次に繋げる復習方法をすること!

解いて終わり、では力になりません。

知らない単語は必ず調べる

知らない単語が出てきたら「危機感」を感じるべき!

この長文問題で出てきたということは、他にまた長文問題を解くときに出てくる可能性が十分あるわけです。

しかも、この単語に関わる答えを問う問題があったとして、意味が分からずに時間を食ってしまう危険性もあります。

固有名詞だとか、「ティラノサウルス」だとか、そういう難しい言葉でない以上、 しっかり調べましょう

選択問題は選択肢全てを読み込む

選択肢問題はこれから長文問題を解くときに良いヒントになります。

普通、めんどくさがり屋な人が長文問題の復習をする時は、

選択肢の正解だけを読み、解説を読み、長文の中で正解の根拠になるところを確認して終わりだと思います。

ですが、 他の選択肢がどうして違うのかを確認することも復習のうちに入ります。

そのようにして、他の「間違っている」選択肢を読んでおくことで、次に長文の問題にあたる時、選択肢問題のクセだとか意図などを素早く把握して解くことができるようになります。

声に出して英語を読む

復習が一通り終わったら、声に出して英語を読んでみましょう。

それぞれの文がどう構成されてこの長文全体ができているのか、今一度確認することができます。

また、声に出して英語を読むことは自分が読んだスピードで文章を理解できるようになる良い練習になります。

つまり速読力につながるということです。

まとめ

英語の長文問題で点数を上げるために必要なことが分かったでしょうか?

この記事が、皆さんのお役に立てば嬉しいです。

英文はさらにスラッシュリーディングを取り入れると効果がグンとアップします。こちらの記事も参考にしてみて下さい。

【長文読解もラクラク!】スラッシュリーディングのコツとやり方