【関係代名詞】who・which・thatの使い分け方を解説

文法

ノックです。

英語の勉強を始めてからしばらく経ち、関係代名詞の分野に突入した方がこのページを開いていることと思います。

関係代名詞って、難しいですよね。

who・which・that同じ働きをするように見えても、

「この関係代名詞は人だけに使う(who)」

とか、

「この関係代名詞は、基本的には同じだけど、(thatとwhich)こっちは非制限用法で…」

というように細かい部分での 使い分けが生じます。

そんな部分で混乱している方に向けてわかりやすく関係代名詞を解説していきたいと思います。

関係代名詞とは?

さて、このセクションでは「 使い分け」に関して説明していきます。

「関係代名詞」のように、日本語で文法を定義するワードが使われると、一気にムズカシイ感が増しますよね。

ここでは、しっかりじっくり説明していきますので、使い分けのまえに「関係代名詞」について完璧に理解することを目指していきましょう!

関係代名詞とは、

  • 「2つの文をつなぐ役割をする語」
  • 「直前の名詞(先行詞)を修飾(説明)する節を作る」

と説明されるのが一般的です。

日本語で、例えば、

  • 「あそこに、男の子がいるよ!」
  • 「その男の子は赤い服を着ているよ!」

という2つの文章があったとします。

これを一文にまとめたい場合、以下のような文章になりますね。

  • 「あそこに、赤い服を着た男の子がいるよ!」

これが英語だと以下のような文章になります。

There is a boy.

He wears a red shirt.

↓↓↓

There is a boy who wears a red shirt.

この二つをつなぐ「ツール」として、ここでは「who」が使われていますね。

この接着剤のような役割をする「who」が 使い分けにあたります。

このような関係代名詞のはたらきを確認するために、もう一例出しましょう!

The man was very nice.

The man used to work for a Japanese company.

この二つの文章を繋げるとなると、どのようになりますか?

答えは、以下となります。

The man who used to work for a Japanese company was very nice.

皆さん、正解できましたでしょうか?

関係代名詞で文章を繋げる時のコツとしては、 使い分けこと。

ここでは「The man」が2つの文章の共通点になりますね。ですので、「The man」以下に関係代名詞の「who」を繋げてもう一文を繋げるのです。

さらにポイントとしては、

関係代名詞の「who」自体が 使い分けとして働いていること。(以下の図参照)

ここでの「who」のような働きをする関係代名詞が3種類ありまして、

それが

  • who
  • which
  • that

なのです。

これらの使い分けを以下に説明していきます。

例文で働きを確認してみよう!

例文で確認

以上の「関係代名詞とは何か」の説明においては、「who」に関してしか触れませんでしたが、上記にあげた

  • who
  • which
  • that

のそれぞれが、文章の中でどのように使われているのかを確認するため、以下の例文を声に出して読んでみましょう。

理解を深めるため、読み流さずに、しっかり読んでくださいね!

That boy who is playing the violin is Takashi.

バイオリンを弾いているあの少年はタカシです。

I met the lady who lives next door.

私は隣に住んでいる女性に会いました

Was the dog who(which) bullied my cat yours?

私の猫をいじめた犬はお前の犬か?

I live in a house which has a modern taste.

私はモダンテイストを持つ家に住んでいる

I saw a ship which ferries something across a river.

私は川を渡ってものを運ぶ1槽の船を見た。

I felt something which comes straight into my brain.

私は脳に直接パーンと来る何かを感じた。

The problem that was the biggest issue in this month was caused by him.

今月一番大きなイシューであったその問題は彼によって引き起こされた。

The shop that locates in Setagaya will be closed on 25th December.

世田谷に位置するそのショップは12月25日はお休みになる。

The person that was wearing a white T-shirt was Ken’s father.

白いTシャツを着ていたその人はケンのお父さんだった。

いかがでしょうか。

ちゃんと声に出して読めましたか?

いずれも、もともと二つだった文章を繋げる接着剤としてはたらいていますね!

ではこの3種類はどのように使い分けられるのでしょうか?

以下に説明していきます。

関係代名詞の使いわけ方

ここからは、関係代名詞を初級編、中級編にわけて説明していきます。

基本的にどのように使い分けられているのか曖昧な方は、初級編から読んでくださいね。

さて、関係代名詞の3種類は以下のように分けられます。

  • whoは人
  • whichはモノ
  • thatは人、モノどちらにも使える

つまりどういうことかと言いますと…。

例を挙げて説明していきましょう。

関係代名詞で文章を繋げるには、「共通点」となる部分を探し、関係代名詞で繋げると説明しましたね。

この時、「共通点」となる部分を、

先行詞

と呼びます。

この先行詞が 使い分けの場合はwhoを、

 

The teacher who spent 35 years in this school will finally be transferred to another school.

この学校で35年を過ごしたその先生はついに他の学校に移動することとなった。

 

先行詞が 使い分けの場合はwhichを、

 

The photos which was taken by Satoko are all blur.

さとこによって撮られた写真たちは全てブレている。

 

先行詞が 使い分けのがthatになります。

 

The teacher that spent 35 years in this school will finally be transferred to another school.

この学校で35年間過ごした教師は、ついに別の学校に転校します。

 

 

The photos that was taken by Satoko are all blur.

サトコが撮った写真はすべてぼやけています。

 

どうですか?

ここまではわかりやすいのではないでしょうか。

関係代名詞にあまりなじみがない、最近覚え始めたばかりだという方は

無理して詰め込まず、ここまでにとどめておきましょう!

まとめ

ノック

いかがでしたか。

英語って奥が深いですね。

関係代名詞とひとくちに言っても学ばなければならないことが階層的にどんどん出てきます。

これが英語学習者の頭を悩ますところでもあれば英語の面白いところです。

このような複雑なカラクリを学んでこそ英語は上手くなるのです。