英語を学ぶ上では、避けて通れないのが英語スラング。
「スラング」と一口に言っても、英語圏ではスラングを使うのが当たり前。特に、敬語という概念がない分、正しい文法を守って話す英語が敬語だとすると、お互いにスラングを使いあうことがいわゆる「タメ語」のような扱いになっていて、友人同士でスラングを使いあうことによって、親密度が増すこともあります。
この記事では、一般的に英語圏で良く使われるカジュアルなスラングを厳選し、もっとも頻出のものに限ってご紹介していきます。
ネイティブスピーカーの友達ともっともっと仲良くなり、堅固な英語環境を築くために、この記事で頻出スラングをマスターしていきましょう。
スラングにも使うシーンによって使い分けが必要!
スラングというと、「汚い表現」であるという先入観がありますが、そのような汚い表現としてのスラングとは別に 「キレイな」スラングも多数存在します。
そのような「キレイな」スラングはつまりどういうものかというと、老若男女問わず、仲の良い家族や友人同士でカジュアルな雰囲気を醸し出すために使われるスラングのこと。
日本語に敬語とタメ語というように改まった場面で使われる言葉の使い方とそうでないものがあるように、英語圏でもおおまかな区分けはあります。
英語圏では仲のいい友達同士で、「タメ語」の代替物のような感覚でスラングを使うのが一般的になっています。
ですので、スラングを使う英語圏の人が必ずしも汚い表現を使うとは限りません。一般人が使っても何の違和感もない、 自然な表現としてのスラングは沢山あるのです。
日常会話系スラング13選
ここでは、規律や礼儀に厳しいおじいちゃん・おばあちゃん、お父さん、お母さんみんなが、なんの躊躇もなくいつでも使える日常会話スラングを紹介します。
特に、スラング初心者が学ぶべき頻出フレーズに限って詳しく説明することで、効率的なスラング学習ができるように工夫しました。
日常生活の中で頻出順に詳しく説明していきます。ではいってみましょう!
you know(わかる?)
私たち日本人も。会話を繋げるために「えっと」「あのー」などなどの相槌を沢山使用しますね。
英語圏ではこの「you know(あの、わかる?)」が一番頻出の相槌です。
- 何かを伝えてはいるが、続く言葉が出てこない時
- 途中まで説明したが、それ以上説明しなくても相手が理解してくれることを分かっている時
などのシチュエーションで使われます。
説明しようとしたけど、複雑すぎて説明することを諦め、代わりに「you know」で文章をくくっています。
これは言わなくても相手もママの反応が分かっている時に使われている場合ですね。
思い出せないときに「you know」を挟んでいますね。
万が一、どうしても思い出せないときは繰り返して会話のギャップを埋めます。
といった感じになります。
冒頭に「You know how」を持ってきて文章をつくると、お互いの共通認識を確かめることになります。通常はその上でその情報に関する 新しい情報を追加します。
whatと一緒に使うときは、重大なニュースの前置きとして「あのね、何だと思う?」といったニュアンスで使われます。
また、「you know」とは違ったニュアンスの 相槌として
- Well…;(えっと…)
- I mean…;(つまり私が言いたいのは、)
などがあります。
what’s up(調子どう?)
このフレーズは、挨拶として「How are you」や「How’s it going?」など学校で習ったフレーズよりも砕けたニュアンスでよく使われるフレーズ。若者達同士だけでなく、すべての世代の間で愛されるフレーズです。
「What’s up?」自体には、「調子どう?」という意味がありますが、特に意図して聞いているわけではなく、単なる出会い頭の挨拶、会話のアイスブレイクとして使われることが多いです。
ですので、挨拶として「What’s up?」と聞かれたら「Good good. you?」というように返事をしてもいいですし、「What’s up?」と聞き返して(返事をせずに)お互いに会話を始めるといったケースもあります。
また、以下のように時間を指定して使用するケースもあります。
この場合は、指定した時間帯に予定があるかどうか確認する目的を持って聞かれます。つまり、何かのイベントやお出かけなどに 誘いたいときに使用されます。
このように、相手に異常を聞く際に使われることもあります。非常に 多様なシチュエーションで使われるのが「What’s up?」です。
メールやテキストなどネット上でやりとりするときには、この表現をすこし砕いて
- Sup?
- wassup?
と表現することもあります。(しかし非常にインフォ―マルなニュアンスなので、改まった場面では使わないようにしましょう。)
why not?(~したらどう?)
この「why not?」は
- why…なぜ
- not…ない
という意味の組み合わせが色々と転じて、
- 「なんでダメなの?」
- 「なんでしないの?」
- 「~したらどう?」
- 「どうして俺がNoというと思う?(もちろんYes!)」
というように相手との会話のやり取りの中で 疑問・強い同意・勧誘など色んな意図を表現するために使うことができます。
Aさん: Women shouldn’t travel alone._(女性は一人旅をしないほうがいいです。)
Bさん: Why not? _(何でしてはいけないの?)__
こちらは元来の意味での使い方ですね。理由を聞き返すときに使われています。
Aさん: Would you like a cup of tea?(お茶いる?)
Bさん: Sure, why not?(うん、ありがとう。)
こちらは強い同意を示していますね。
Aさん: I am in hurry.(急いでるんだ)
Bさん: Why not take a taxi? (タクシー使ったらどう?)
ここでは相手に「~したらどう?」という意味で「Why not?」を使っています。
kinda(なんか)
これは「一種の」という意味で、ここで紹介するスラングの中でも会話中に頻出する語の一つです。この語は一語でまとまりがある言葉ですが、実は「kind of」と2語からなっています。
また、「一種の」という意味が転じて物事に「曖昧性」を付け加える目的で使われるのも一般的です。
その場合、対応する日本語の訳として適切なものは「なんか」「まあ」といったものです。
また、何かを聞かれた時の返事として「同意」はするものの曖昧であまり乗り気ではない時に使われる表現でもあります。
no way(まさか!)
「No way!」は直訳すると「そんなわけない!」なので、もちろん元来の意味のままで使うことは沢山あります。
そんなわけない!とコメントするにいたる内容なのですが、ポジティブなものにも、ネガティブなものにも使えるんです。
まずは ネガティブなほうの例ですが、相手の言った内容を強く否定したいとき、以下のようになります。
また、 ポジティブなほうの例ですが、どんな時に使われるのかというと、
- プレゼントをもらった
- 告白された
などなど、感動で嬉しい時に、日本語でも「うそ!」と表現しますよね?
これと同じ意味で「No way!」が使えるのです。
このような場合特に否定したいという意味で使っているのではなく、相手がウソをついているかのように信じられない出来事であることを強調する意味で使っています。
gotta go(行かなきゃ)
このフレーズの中に含まれる「gotta」は「got to」が省略した形のスラングで、ネイティブスピーカーの日常会話の中ではこのフレーズに限らずとも非常によく出てきます。
誰かと話していて、そろそろ会話の終わりかなというとき、上記のような形で、会話を終わらせて別れます。
なので、特に用事のない時も、何か理由をくっつけて話を終わらせる口実として使ったりします。
- I gotta go. Its about the time to feed my cat.(行かなきゃ。そろそろ猫にご飯あげる時間だ。)
- I gotta go now. I’m very tired so need to rest well.(行かなきゃ。今日はとても疲れてるからしっかり休まなきゃ。)
- Alright. I gotta go. I have to study.(行かなきゃ。勉強しないとね。)
というように使います。
この「gotta」を使った他の例文をもう一つ挙げておきますね。
この「gotta」に関して書いた以前のブログページも参考にしてみてくださいね↓
wanna(~したい)
先ほど紹介した「gotta」と同じように省略され頻出のスラングとして、「wanna」もあります。この「wanna」は、「want to(~したい)」の略形です。
上記のブログページを参考にすれば詳しく出てきます。
bucks(ドル)
アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなど英語圏を中心「ドル(dollers)」の貨幣が使われていることは皆さんご存知だと思いますが、「dollers」の別名として「bucks」という呼び方があるのは知っていますか?
「dollers」に比べてカジュアルで砕けた表現ですが、世代に関係なくよく使われます。「bucks」の呼称が使用される時は、
- 金額が思ったより安い時
- 金額がたいしたことのない額の時
に好んで使用される傾向があります。
Oh gosh. Your new bed is so good. It must’ve been so expensive!(おやまあ。君の新しいベッドばすごい良いね。高かっただろう!)
Oh that one I just picked up from dump shop. It was like 100 bucks.(ああ、あれはただ中古屋から拾ってきたんだけど、100ドルくらいかな。)
catch up(後で連絡をする)
「catch」と「up」の2語からなる熟語として、学校では「追いつく」と習うのが普通だと思いますが、「catch up」はやさしい(悪意のない)スラングとしても頻出の単語で、意味は「追いつく」に限りません。
あくまでカジュアルな会話の場面で一番よく使われる意味合いとしては、「後で連絡をする」というものです。
また、それとは違う文脈の中で「久しぶりに会う」といった意味でも使われます。
このような感じです。
hiya(へーい)
「Hi, you!」が変化して出来たフレーズで、 聞いて気分が良くなるような明るい挨拶のスラング。
女性がよく使う傾向にあるようです。
Hiya!(へーい。)
Hey Anna! How have you been?(よう、アンナどうしてた?)
また、女性がよく使う挨拶のスラングとしては、
- Howdy?(ご機嫌いかが?)
もあります。
これは、「How is it going?」が変化してできたスラングです。
Piece of cake(朝飯前だ)
そのまま訳すと「ケーキひと切れ」という意味で、日本人にとっては概念が結びつきにくいと思いますが、その意味が転じて「簡単であること」を意味するフレーズとなりました。
きっと、ケーキひときれ位なら簡単に食べれるよ!というところから来たのでしょう。
日本語でいうと、「朝飯前だよ!」というのが一番適切な語なのではないかなと思います。
oh gosh(しまった!)
何か思いがけないことが起こった時に、叫ぶひとこととして一般的に有名なのが「Oh my god」の一言だと思いますが、同じくらいの頻度で「Oh gosh」というのも使います。日本語でいうと、「しまった!」です。
ニュアンス的にどちらが汚い表現だとか、丁寧な表現だからというような注意点はありませんので、自然に使って大丈夫です。
驚いた時に出る表現にバラエティーを付けておくことで、ネイティブに一歩近づくことができるでしょう。
恋愛系スラング10選
恋愛で使うスラングを厳選して10個集めました!
ぜひチェックしてみてくださいね。
flirt( いちゃつく)
この「flirt」は単純に見えて様々な意味や用法を持っているので注意が必要な恋愛スラングだといえるでしょう。
- flirt (動詞)
意味: ○○と戯れる、 いちゃつく
まずは動詞としての「flirt」で、「いちゃつく」という意味になります。
ここでいう「flirt」はナンパとは少し違います。いうなればナンパを経て、あくまで双方の同意があって 感情的な触れあいがある状態を指して言います。
また、flirtは同じ動詞として「浮気をする」という意味でも使われます。
このような感じで使われますね。
また、「flirt」は名詞として「いちゃつく人」「浮気人」といった形で使われます。
- Taylor is a flirt.(テイラーは浮気人だ。)
- Maria is a flirt.(マリアは(男性と)いちゃつくのが好きな人だ。)
といった感じで使われます。
bitch(クソ女)
ビッチは日本でも若者達の間ではカタカナ英語として使われるようになってきたくらい、馴染みのある言葉ですが、「嫌な女」「尻軽女」というように女性に対してネガティブに描写する上では幅のきく言葉になります。
特に、最近では性的な意味を 持たない意味合いでよく使われるようになりました。
- 嫌な女
- 態度が悪い女
- 腹黒い女
- 卑しい女
- むかつく女
といった具合に、様々なシチュエーションで使えます。
また、女性に対してではなく、 男性に対して侮辱の意味を込めて呼ぶフレーズとして
- son of a bitch(くそ男)
という言葉があります。
slut(尻軽女)
これは上記の「bitch」とは違い、意味が固定されているスラングで、「尻軽な女」と 性的に侮辱して女性を呼ぶためのワードです。
「誰とでも寝る女」という嫌悪の意味を含めていう呼び方ですね。
同じような意味をもつ言葉として、「whore」がありますのでこれも抑えておきましょう。
break up(別れる)
若者同士の男女の関係で、終わりを迎えることはまれではありません。この「break up」は、「別れる」という意味です。
また、「break up with ~」として「○○と別れる」「○○を振る」というように一方からの別れの切り出しを指して表現するときにも使われます。
hit on ~(ナンパする)
アメリカは ナンパ文化でもあります。
仲間でバーなんかに行ったら、 ナンパする女性を探してトライするのが常識!なんて風潮もあります。
「ナンパする」は英語で「hit on ~」といいます。
~の部分にはナンパする相手が入ります。
といったような感じで使われます。
go out(付き合う)
恋愛は単純に言えば付き合って、別れて、付き合って、別れて、やがて良い人が見つかったら結婚して…といった感じで繰り返されますね。
そんな具合に「付き合う」というのは恋愛の話の中で頻出の語なので抑えておきましょう。それがこの「go out」です。
「go out」というと、「出かける」という意味で習ったと思いますが、「出かけるようになる」の意味が転じてデートするようになる、から「付き合う」「交際する」という意味でも使われるようになりました。「~と付き合っている」といいたい場合には、後ろに with ~と続きます。
ただし、欧米文化などに代表される英語圏の文化では、日本のように「付き合ってください!!」「お願いします」から始まる確固とした「交際ステータス」のようなものはあまりなく、 自然とデートして付き合う流れになるのが普通です。
付き合う流れになり、言葉では言いませんが Kissが交際の「agreement(同意)」というように認識されています。
そのため、少しデートするようになったカップルの間ではどちらかに 心変わりがあった場合、
といったトラブルが多いようです。
babe(君)
英語圏では、恋人に愛を込めて呼びかける言葉として、「baby(ベイビー)」というのがあるというのは、常識として知っていますが、他にも色々あるんです。
その一つが、この「babe」。ベイビーよりフランクで気軽な感じでよく使われるので、覚えておきましょう。
その他にも、一般的なものは
- honey
- sweetie
- darling
- sweetheart
- dear
- love(my love)
こんなにもあるんですね!
また上記に挙げたものは、「darling」も含め、 男性・女性だけに限らず男女お互いに使う愛称です。
Netflix and chill(ネットフリックス見てくつろぐ)
2018年度に更新された 新しいスラングの一つ。
「Netflix」というのは皆さん知っていますでしょうか。様々な種類のドラマや映画などが見れる登録制の動画配信サイトです。
アメリカを中心に、英語圏では人気なようで、今やスラングにも取り入れられるほど共通認識率が高まってきました。
Do you want to Netflix and chill this weekend?
というのは、直訳すると「うちにきてネットフリックスみてくつろがない?」という訳になりますが、最近は「Netflix and chill」という フレーズ自体に、ただ動画をみてくつろぐ以上の 性的な意味を込めて使われるようになりました。
女性の方は外国人男性から以上のフレーズを聞かれたら、返事をする前によ〜く考えてみた方がいいかも。
just the way you are(ありのままの君)
男性(あるいは女性)が相手を褒めるために使う言葉の代表。
「just the way you are」で、「ありのままの君」というフレーズになります。
飾らない、ありのままの君が好き、といいたいときに使うものですね。
日本語では、普通のカップルが「ありのままの君が好き」とかってあまり言いませんよね?(いいますかね?)
この「just the way you are」というフレーズは、誰かと付き合ったらしょっちゅう出てくるといっていいくらい 英語圏独特の表現だといえます。
「just the way you are」といえば思い出すのが知っている人は知っている、 ブルーノ・マーズの有名な曲ですね。
Bruno Mars – Just The Way You Are [OFFICIAL VIDEO]
まだ聞いたことのない方はぜひチェックしてみてくださいね!
killing me(やられちゃう)
これは直訳すると「私を殺している」と、一見恋愛とは関係ないように思えますが、魅力の強さを表現するときに頻出する、恋愛ネタでは 必須のフレーズです。
日本語であえて適切な代替語を選ぶなら、「やられちゃう」が適切なのではないかなと思います。
セクシーさ、 美しさ、 魅力の強さを表現して比較的男性が女性に対して言うことが多いフレーズ。
といった具合に使います。
英語を学ぶ上では、避けて通れないのが英語スラング。
「スラング」と一口に言っても、英語圏ではスラングを使うのが当たり前。特に、敬語という概念がない分、正しい文法を守って話す英語が敬語だとすると、お互いにスラングを使いあうことがいわゆる「タメ語」のような扱いになっていて、友人同士でスラングを使いあうことによって、親密度が増すこともあります。
この記事では、学生~30代、40代を中心に、仲間内で良く使われるちょーっとだけ 汚い表現のスラングの中で最も頻出のもの7つを厳選し、紹介していきます。
ネイティブスピーカーの友達ともっともっと仲良くなり、堅固な英語環境を築くために、この記事で頻出スラングをマスターしていきましょう。
汚い系スラング7選
ここでは、ファンキーな男性同士の会話で特に頻出する基本スラングを詳しく解説していきます。
fuck(くそ!)
「fuck」は映画やドラマなんかでも頻出の語で、スラングに触れたことのない学生さんたちが最初に覚えるであろう語の一つですね。
「fuck」は日常生活の中でよく出てくる言葉で、時によっては 会話をイキイキと楽しいものにしてくれる言葉ではありますが、使う場面を選ばないといけない 危険な言葉。
「fuck」一語では、「くそ」とか「ちくしょう」という意味になりますが、「the fuck」だとか「fuckin’」というように語形を変形することによって文中の様々な場所に出てきます。
文中に「the fuck」を挟むことで、 汚く強い表現のイメージを加えます。
ここでのfuckin’(fucking)は「very」と置き換え可能で、 強調の意味を付け加えるものです。
また、なにか悔しいこと、ムカつくことがあった時に、
と叫ぶことで、 悔しさを表現します。
shit(ちくしょう!)
「shit」は「fuck」に比べてインパクトは若干弱いですが、それでもネイティブの間では「taboo word」の一つ。公式の場にて、またお客様など敬意を表すべきひとの前で使うことは良くありません。
しかし「shit」はインフォーマルな場面では「fuck」と同じように 頻出の語です。特に、「fuck」と比べて女性がカジュアルなスラングとしてよく使うことがあるようです。
「shit」のもともとの意味は、「うんこ」です。が、文中に使われる語としては、「fuck」とおなじように、「くそっ!」の意味で使われます。「shit」を使う感嘆文の中には、
などがあります。他のメジャーな使い方には、
- shit PC
- shit toilet paper
- shit meet
というように、質の低いものや壊れた(壊れかけている)ものを指して呼ぶこともあります。
また、文中に使われる中では、shitを 動詞と化して、
という使い方があります。
damn(まいったね・・・。orz)
「damn」は元々「…;を永遠に罰する、地獄に落とす」という意味の他動詞です。ここから意味が変化して、よく使われる意味としては上記と同じように「くそ!」という意味で使われるようになりました。
というように、単体で 悔しさを叫ぶための感嘆文としてよく使われるのが一般的です。また、
といった具合で、「価値がない」「気にしない」ことに強調をつけて表現するときにも使います。
まったく違う用法ですが、
というように、「very」と置き換えられる強調の意味でも使われます。
というように、対象物に「なんか」と侮辱の意味を加えて表現することもあります。
crap(ゴミくそが!)
「crap」は「shit」と同様、もともとの意味は「うんこ」という意味ですが、違いとしては「shit」よりも 汚くない表現であるというところです。
また、「crap」は「要らないもの」「ゴミ」という意味もあり、質の低いものを指して表現するときに便利な言葉です。
奥さんが、夫の趣味をけなして話をする時に使われそうなフレーズですね。
また、人を「ゴミ」と表現して
という表現もできます。
また、「下手であること」「めちゃくちゃなこと」を形容するスラングでもあります。
- crap(名詞)
- crappy(形容詞)←crappy head など名詞を修飾する
She said she has learned dance for 10 years but her performance was like so crap!(彼女はダンスを10年間習ってきたといっていたが、彼女のパフォーマンスはゴミみたいだったぞ!)
bullshit(めちゃくちゃだ!)
こちらも日常会話では必須のスラングで、「めちゃくちゃであること」「理にかなっていないこと」を表現するときに使うもの。
- 相手がうそを付いている時
- 試合がフェアではない時
- 身に覚えがない噂を立てられた時
- 給料条件が自分に合っていない時
など日常生活の中で使用される場面ば多くあります。
他の語とは違い、この「bullshit」は頻度は高いものの使われるパターンは少なく、
と表現されるのが一般的です。
screw(もう台無しだ!)
「screw」のもともとの意味は、名詞として「ネジ」という意味もありますが、そこから派生して、ネジを抜き取るような、紙をクシャっと握りつぶすようなイメージで「絞る」という動詞としての意味もあります。
その意味が転じて、「台無しにする」「めちゃくちゃにする」という意味で日常会話で多く使われるようになりました。
その語の持つ意味から、何かに対して文句を言う時によく使われるスラングですが、「fuck」「shit」などのように 非常に汚いイメージはありません。
この語の特徴は、このコラムで紹介した他スラング5つと同様単体で使われることはないということ。必ず文章中で使われます。
まず、「I’m screwed」という表現で「やられた」という意味になります。
また、
- Screw O up
で「台無しにする」という表現になります。
意味は少し違ってきますが、「無視をする」という意味でも使われます。
その他、文章中で ネガティブな表現をするとき、何かに文句を言いたいときに、文脈に合わせて様々な意味で使われる、幅の広い言葉です。
hell(ちぇっ!)
Hellは 地獄という意味で習いましたね。もともとの意味はそうですね。
英語圏ではキリスト教徒の多いというのもあり、「地獄」は、死んだ後に罪を償うために行く場所なので、縁起が悪く嫌われる言葉の一つです。
ですが、若者の社会的な反抗心が反映されたのか、「地獄」とは別の意味合いで、日常生活の中でもよく使われる言葉となりました。
また、感嘆文としての「Hell」は、「Fuck」や「Shit」よりも 少し汚さの弱いニュアンスで、「ちぇっ」という感じです。
「Fuck」や「Shit」は突発的な感情をわっと表現するときについ出てしまうような「くそっ」のようなイメージで、「Hell」はそれに比べ突発的ではなく後付けの悔しさ「ちぇっ」という感じです。
また、それと同様の頻度でよく使われるのが以下のフレーズです。
あるいは
という具合で併用されます。
略語系スラングのフレーズ集
略語と言うのは俗に言う2ちゃんねるなどのネット掲示板で使われるような言葉です。昔2ちゃんねるでorzみたいな言葉が流行った時があります。AA(アスキーアート)ってやつです。
こういった略語系スラングは前述で紹介したYouTubeのコメント欄にもよく見られます。
早速見ていきましょう。
24/7
意味は「常に」とか「いつも」と言う具合で使われます。
昔海外ドラマで「twenty47と言うドラマが流行りましたね。あのドラマはいつでもジャックバウワーが狙われていましたね。
「kk」
okay coolの略語。意味は了解したって感じですかね。
ちなみに kkkと言う略語もあります。これは主に含み笑いのことをいいます。昔ちびまる子ちゃんの野口さんがクククっと笑ってた光景を思い出してもらうとイメージしやすいかと思います。
haha!
(笑)です。
少し前だとwwwが流行っていましたね。同じような意味です。今は草や大草原が流行ってます。英語ではwwwのことをlolといいます。
ASAP
as soon as possibleの略語。
ASAPはいわゆる「すぐやるよ!」と言った意味合いになります。お母さんが子供に向かって「宿題をやりなさい!」と言った後に子供が「ASAP!」と言うのと同じ意味になります。
まとめ

いかがでしょうか?
キレイな表現のスラングを学び、スラング全般に対する偏見が少し解けてきたのではないでしょうか。
ここに紹介したスラングの数々は、あなたが礼儀のある年配の方であっても、女性の方であっても 気にせず使えるスラングです。
ぜひ、会話に取り入れ、ネイティブの友達を増やしていってくださいね。
スラングを覚えて多用し過ぎも禁物です。気持ちが高ぶった時はこちらの記事で心を穏やかにして下さいね!