英語の受動態と動詞の関係を詳しく解説

作り方・覚え方

ノックです。

まだまだ文法は奥が深い!

ってことで今回は、 受動態と動詞の関係について書きたいと思います。

では本題!

そもそも受動態とは?

英語の勉強をしていて必ずといっていいほど出くわす言葉に受動態があります。

これどういう意味なんでしょう?

受動態とは、典型的には能動態とは違って行為者が主語にならずに、行為を受ける対象が主語となる態である。能動態とは異なる特別な形式を持っている。被動態または受身とも呼ばれる。

引用: 受動態 – Wikipedia

ほほう、なるほど。

受動態とは、行為を受ける側が主語になるということなんですね。

Wikiを見てるとさらにわかりやすい例文がありましたので抜粋。

直接受身は、能動文における直接目的語または間接目的語を主語にするものである。

・先生に怒られた。

・犬にかみつかれた。

・プレゼントを渡された。

イメージ的にはこうです。

自分がいて相手(人やモノ)がいる状態を想定して、

「【相手が自分に】〜された」という感じですかね。

世の中は能動態(自分から動く)と受動態(相手が動く)のどちらかしかないということです。

受動態の例文

では、この受動態を英語で表すとどうなるでしょうか?

まずは能動態から見ていきます。

She cleans the room.

彼女は部屋を掃除する

これがいわゆる能動態の文です。

引っ越しシーズンも終わり新生活のスタート。1人暮らしを始めた彼女は掃除も出来るしっかり者さんです(笑)

ではこれを受動態に変えてみましょう。

The room is cleaned by her.

部屋は彼女に掃除される

どうでしょう?

わかりやすいでしょ?

動詞は、

「be動詞 + 過去分詞」に変身します。

なぜここでbe動詞が出てくるのか?

それは、 部屋だから!

「部屋」というのは、無機質な構造物です。自分から何も行動はできないですよね。さらに、be動詞は「〜なる、〜いる」といった存在を表す動詞。なのでbe動詞を使わざるを得ない。

ここでのポイントは、部屋が主語になり、動詞が過去分詞となるということです。

ちなみに過去分詞についてはこちらの記事が参考になります。

【第5文型を網羅】英語の補語とは何か?SV構造の基本についても解説!

by herは、by+目的格で「誰に〜されるか」を表しています。この場合は「彼女に掃除される」ですね。

目的格とは代名詞のことです。代名詞とは、いちいち長ったらしい名前で呼ぶ代わりに「それ」とか「あれ」とか言うやつです。ほら、中学の時に覚えたアイマイミーマインっていうアレです。「英語 目的格」でググるとたくさん出てきますので今回は割愛しますm(_ _)m

受動態と動詞の関係って?

では受動態がわかったところで本題いきます。

昨日書いた記事、

英語の自動詞、他動詞をマスターしよう!易しい例文と練習問題で解説

で自動詞と他動詞について勉強しました。そこで疑問に思ったのが、

なぜ自動詞は受動態が出来て、他動詞は受動態が作れないのか?

ということです。

さっきの受動態の例文をもう一回出します。

The room is cleaned by her.

部屋は彼女に掃除される

この例文では動詞はcleanedですよね。これ他動詞です。しっかり受動態が作れてます。

そうです。

受動態とは相手ありきなんですね。この例文ではby herが目的語。

もう一個例文出します。

he comes.

彼は来る

この動詞comeは自動詞です。目的語は必要なし。

ってことは受動態は作れないんです。相手がいないから。

つまりまとめると、

目的語がない文章は受動態が作れないということです。

まとめ

いかがでしたか?

自分もずっと腑に落ちなかった受動態か理解出来て良かったです。

みなさんも受動態の意味をしっかり理解してジャンジャン英文を作って下さいね!

ではまた!