英語の疑問文って何かわかりますか?
日本語でいうと、「~ですか?」「~なの?」「どこに~?」など、相手に何かを尋ねたいときに使う文法です。
日本語と英語の共通点は、「?」をつかうこと。
日本語は単に語尾を変えるだけで簡単に疑問文が作れますが英語はすこし構文に配慮が必要です。
というのは、
- Be動詞の疑問文
- 一般動詞の疑問文
- 5W1Hに代表される疑問詞の入った文章
- Do you know where my shoes are?など疑問文以外のメッセージが入った疑問文
まだまだ様々なパターンがありますが、これらが代表的なそれぞれで 疑問文の作り方が違うからです。
疑問文というのは英語を学んでいるとそれぞれのレッスンごとにバラバラで出てきますので、途中混乱してしまった方もいるかもしれません。
そんな方は、この記事を参考に整理してみましょう!
be動詞の疑問文
ここではbe動詞の疑問文について整理していきましょう。
ここまでは皆さんしっかり理解できると思います。
理解しやすいようにまず肯定文からいきましょう。
肯定文というのは例えば、
みたいな感じです。
簡単ですね。
疑問文の作り方としては、
- 肯定文の主語(This)をbe動詞(is)とテレコにさせます。
- 語尾に、「?」をつけます。
これだけなんです。
実にシンプルですね。
ではThis is a pen.を疑問文で書くとどうなるでしょう?
みなさんも考えてみて下さい。
・
・
・
・
では答えいきます!

となります。
理解できているのかどうかを確かめるために、例題で確認していきましょう。

問題:疑問文にしなさい
1.I am a teacher.(私は先生です。)
2.You are smart.(あなたは賢いです。)
3.It was a happy time.(それは幸せな時間でした。)
・
・
・
・
では答えいきます!

1.Am I a teacher?(相手に聞きたいときはAre you a teacher?)
2.Are you smart?
3.Was it a happy time?
すべて、主語と述語(be動詞)をひっくり返した形で、簡単な問題でした。
皆さんは正解できたでしょうか?ここまでは楽勝ですね。
一般動詞の疑問文
一般動詞は述語につかう奴らの中で、be動詞でないもの、つまり「talk, have, move, shoot, grab, throw, take」などのことを指します。
一般動詞を使った肯定文から行くと、
という文章があります。
この文章の疑問文は、
というふうになるので、以上の例から疑問文の作り方が理解できますね。
Doを頭に持ってきて、そのあとに主語、そして動詞の原形が入ります。
このような文型になる理由としては、実は肯定文の 「talk」が「do」と「talk(原形)」に分けられるからです。
これは、もともと肯定文に入っている動詞が原形で使われていない時にもDo部分が違ってきますが 同じ分け方ができます。
- 「talks」→ Does + talk
- 「talked」→ Did + talk
- 「thinks」→ Does + think
- 「thought」→ Did + think
というのを踏まえて、問題を解いていきましょう。

問題:疑問文にしなさい。
1.Mom talks to me.
2.I talked with Sana.
3.She thinks about him.
4.He thought about her.
・
・
・
・
では答えいきます!

1.Does mom talk to me?
2.Did I talk with Sana?
3.Does she think about him?
4.Did he think about her?
となります!
5W1Hに代表される疑問詞の入った文章
さて、こんどは 5W1Hが入ると厄介なんですねぇ。
5W1Hとは、皆さんご存知
- Who(だれが)
- When(いつ)
- Where(どこで)
- What(なにを)
- Why(なぜ)
- How(どのように)
を指し示す言葉です。
こちらは、ここで説明すると長くなりますので次の記事を参考にしてください。
Do you know where my shoes are?など疑問文以外のメッセージが入った疑問文
こちらは、上記に書いたもののように規則性のあるものではありませんが、
「これは~ですか?」
「あなたは~しましたか?」
などの単純な疑問文ではなく、以下のように疑問部分を文章の中に埋め込んで、色んなニュアンスで疑問文が作れるということを示すために紹介しています。
このように入り組んだ複雑な表現も使えるようになっておけば、英会話で人柄を表す表現ができて便利なんです。
例えば自分でしっかり管理しておくはずだったスケジュールブックを忘れてきてしまい、
「my schedule」を会社の上司に聞きたいとします。
そんなとき、英語の表現をあまり知らない人だと、
という表現の仕方をします。
自分でスケジュールを管理できていなかったくせに、ずけずけと目の前にやってきて「何だ」とは何だ!?と怒られてしまうような言い方ですね。
も当たり前のように聞いているようで、若干図々しいです
そんなとき、少し申し訳ないニュアンスを含めながら丁寧に聞く表現としてふさわしいのが、こちらです。
このように、同じ疑問文でも構文が違うだけで丁寧さやニュアンスが違ってくるということを頭に入れておきましょう。
丁寧な表現になればなるほど、難しい構文になっていくというのは皮肉なところですね。
疑問文の語尾は上げるor下げる?
語尾の「?」部分を上げるか、下げるかという問題があると思います。
日本語は「?」で終わるような疑問文であれば全て上げますよね。
- これ、俺のペン?↑
- わたしがここにおいたパン、どこに行ったか知ってる?↑
- どっちの服が好き?↑
- どうやって作ったの?↑
などなど。
先生は「上げる場合と下げる場合がある」と説明してくれたけど、どういう時に上げて、どういう時に下げるのでしょうか?
答えは、
Yes, No で答えられないものは下げる
です。
ですので、
という文章は上げます。
これは慣れないとちょっと難しいです。
この文章に対して、例えば
という文章は、 Yes, Noで答えられないものなので、下げます。
また、
こちらは上げますか?下げますか?
・
・
・
・
答えは、「上げる」です。
「私のペンどこにあるか知ってる?⤴︎」→「うん、知ってるよ!」
と、Yes, Noで答えられるからです。
まとめ
疑問文で混乱していた皆さん、頭がスッキリ整理できたでしょうか?
今日も皆さんのお役に立てれば幸いです。
さあ、疑問文も分かったところで、英語の勉強をまた頑張りましょう!