なぜ関係代名詞は省略できるのかを詳しく解説してみる

リーディング

どもノックです。

英語の文法を勉強していて、苦手意識を持つ人も多いのが「関係代名詞」。

「どうしてこの関係代名詞、省略できるのー?」

こんな疑問、抱いたことありませんか?

今回はそんな疑問にお答えしてみたいと思います!

関係代名詞を軽くおさらい!

まずは、関係代名詞を軽く復習してみましょう。

関係代名詞は2つの文を1つにするときに使います。

例えば、

①He is a man.

②He wants to buy a new car.

これを1つの文にすると・・・

He is a man who wants to buy a new car.

そして関係代名詞には「目的格」「主格」「所有格」の3つの種類があります。

では、それぞれみてみましょう!

目的格の関係代名詞

「目的格の関係代名詞」は、関係代名詞の後に「主語+動詞」が続き、 省略することができます!

では、この2つの文を関係代名詞を使って1つの文にしてみましょう。

①This is the bag.

②I bought the bag yesterday.

関係代名詞を使うと・・・

[関係代名詞あり]

This is the bag that I bought yesterday.

[関係代名詞なし]

This is the bag I bought yesterday.

となります。

上記2つの文をよく見てみると、関係代名詞の後ろの文(下線部)では ‘bought’ の目的語 (the bag) が抜けていることがわかりますね。

そして、この抜け落ちた目的語を先行詞 (the bag) が補っています。

つまり、関係代名詞の後ろ(下線部)が先行詞(the bag)と関係しているのがはっきりわかるから省略できるというわけです!

主格の関係代名詞

「主格の関係代名詞」は、関係代名詞の後に「動詞」が続きます。

I know a man

who lives in Tokyo.

そして、この主格の関係代名詞は 省略できません。

関係代名詞を省略すると・・・

I know a man lives in Tokyo.

英語は「名詞(主語)+動詞」が基本の形で、メインの動詞は1つと決まっています。

ですが、この関係代名詞を省略した文だと、メインの動詞がどれで、どの動詞がどの主語にかかるのか・・・混乱を招きます。

だから、主格の関係代名詞は省略はできません。

所有格の関係代名詞

最後に所有格の関係代名詞です。

I have a friend

whose sister is a teacher.

関係代名詞を省略すると・・・

I have a friend sister is a teacher.

となり、2つの別々の文が存在している感じがします。

そして、「え、誰の妹(姉)?」と、主格の関係代名詞と同様、混乱を招くことになります。

また、これが誰の妹と解釈するかによって、意味を取り違えてしまうかもしれませんよね?

だから、所有格の関係代名詞は省略できません。

まとめ

いかがでしたか?

混乱する人も多い関係代名詞ですが、ネイティブは会話でよく関係代名詞を使っています。

関係代名詞を使いこなすことができれば、もっと英語の幅が広がりそうですよね!

一緒に頑張りましょう!

それではまた!