ノックです。
英単語を暗記するのに一番オーソドックスな方法は書いて覚える方法ですね。
しかし逆に、英単語は書いて覚えない方がいいという意見も存在します。
さて、一体どっちの言い分が正しいのでしょうか?
今回は、そういった意見を探っていきたいと思います!
それではいってみましょう!
英単語は書いても覚えることが出来ない理由
みなさんは英単語を覚える時どうやって覚えていますか?
単語帳?
声に出して覚える?
色々あると思います。
その中でも一番多いであろう英単語の覚え方は、 書いて覚える!ですよね。
実はちょっと前まで自分もやってました(笑)
間違ってはいないんですが、 あまりオススメしません。その理由をお伝えしていきます。
ムダに時間がかかる
英単語というのはものすごい数ありますよね。TOEIC600点を取るために必要な単語数は、
その数なんと 5000語!
ひゃ〜。
半端ないですね(笑)
中学生卒業までに覚える単語数は1500語といわれているので、初心者レベルから勉強を始める場合、残り3500語も覚えなきゃいけないわけです。
そんな時にちまちまノートに書き写してられるかぁ!ってのは建前ではなく本音です(笑)
そう、
やはり常識的に考えて3500語をひとつひとつ何度も何度も書いて覚えるのは時間のない人には合理的な勉強方法ではないのかもしれません。
仮に1日10語を書き写して覚えるとすると3500語覚えるまでに、、、
350日!
ほぼ一年ですよ。
一年かけてようやくTOEIC600点レベルですよ。
それも一日に1回書き写したからって完璧に覚えられるわけじゃないですね。
10回ずつ書き写したとすると…どのくらいの時間がかかるのか?実際に実践してみましょう。
単語【agriculture(農業)】を10回書き出してみましょう。10回書くのに費やした時間は1分20秒。
1日10語覚えるとしたら書くだけでも(大体)1日15分。
忙しい現代人にとっては1日に 机に向かって勉強する15分は非常に貴重なものです。
なのにその大切な15分をたった10語の単語を覚えるだけに使っていられないですよね!
効率が悪すぎます!
書くこと自体が目的になる
よく「手段が目的化する」ことがあると思います。
例えば、
服を買いにデパートへ行くはずだったが、自転車でサイクリングが楽しくなってしまう。で、結局服は買わず仕舞い。ショボーン(T T)
みたいなことありますよね?
これ私の場合しょっちゅうです(笑)
そう。
英単語の書き写しでも同じことがいえます。
書くことで覚えた気になってしまうんです。
書くことに満足してしまう。スペルミスをなくそうとか、どーでもいいことにエネルギーを使ってしまうアレです。これは 記憶に定着しにくい。
英語圏で生まれ育ったネイティブだって、学校を卒業した状態でも「サッカー(soccer)」のスペルが綴れないという話もあります。
それほど、実は「スペルをカンペキに覚える」ことは英語学習の観点からみたらあまり重要ではないのかもしれません。
人間はとにかく忘れやすい生き物です。今日覚えたことは明日大体忘れています。だってほら、今日の朝食べた朝食思い出せないでしょ?
では、どんな覚え方がオススメなのか。以下に紹介していきます。
英単語を一気に覚えるメリット
では、どんな覚え方がオススメなのか。その答えは、
1秒1単語法です!
1秒1単語法とは
これはどういうことかというと、
まずこの動画を見ていただいたら分かりやすいと思います。
この人はストップウォッチを準備して、1秒に1単語をアウトプットする方法で英単語を学んでいますね。
このやり方、 実はかなり理にかなっています。
自分も最初見た時、「なるほどな〜」と思わず声が出てしまったくらいです(^ ^)
なぜなら、英単語を学ぶにあたって、スペルとか細かいところに集中するより、
多くの単語を知っていた方が良いからです。
英語を聞いて、
完璧にスペルアウトできる
というスキルより、
多くの単語を知って、
- 様々な文献が読める
- 難し目の英語でも聞いてわかる
そんな英語の能力が欲しいわけじゃないですか。
ですから、よくよく考えてみると、「書いて覚えない単語記憶法」というのがより
私たちの目的に合っているといえるのです。
1秒1単語法の具体的なやり方
で、この1秒1単語のやり方をノック流にアレンジしてみます。
ノック流では、リスニング音源を取り入れていきます。
それには、自分が今使っている「金のフレーズ2」というスマホアプリを使います。
1日100単語を目標にする
さて、ここからはノック流の1秒1単語法の流れを紹介します。
1日100語を必ず「リスニング」するというルールで毎日勉強します。
この際単に「何かをしながら聞き流す」のではなく、しっかりと意識を集中しながら聞きましょう。
リスニングで「開始」と「終了」を100語に設定
「金のフレーズ2」が提供する単語は、部分的にリスニングすることができます。
画像で分かるように、セクション全体でNo.1~No.400までの400語がありますが、
ここではNo.200の「determine」からNo.300の「automobile」までを聞いていきます。

3.「再生する順番」を「フレーズとフレーズ訳」に設定

「再生する間隔」を「0.0秒」に設定
この設定で、時間の無駄なくサラサラと英語が流れてきてくれます。
ひたすら聞いて音読!
音読するだけと侮るなかれ、これが結構疲れるんです。脳にとっては、馴染みのない英単語100語も入ってくるのですから
並大抵の負担じゃないですよね!
すべての英単語に触れ、音読を終了したところで今日の単語の勉強は終わり!
次の日は全て覚える
次の日は昨日までの英単語を含めて覚えます。
つまり、
今日は100単語
明日は昨日までの単語100単語と今日の100単語で計200単語
明後日はまた昨日までの100語を復習と新しい100語
と雪だるま式に増えていきます。
1日で全くあたらしい100語を覚えようと思ったら負担は大きすぎる事になりますが、
みようによっては2日かけて1語を覚えるので、単純に1日で覚えるよりもずっと覚えやすいんです。
こうすることで、書いて覚えるよりもかなり記憶に定着しやすいです。
覚える時間は短いですが、こうやって何度も何度も英単語と「出会う」ことができるので否応無しに次第に脳に刷り込まれていきます。
最初はどんどん聞いていきましょう。
わからなくてもいいんです。続けているうちに「あれ?これ前にもやったな〜」って思うことが増えてくればシメたもんです。その瞬間より深く記憶ゾーンに入るということになります。
まとめ
いかがでしたが?最後にもう一度おさらいです。
- 英単語は一気に覚える方が効率が良い
- 1秒1単語のペースで覚えていく
英語の勉強って単語だけじゃないですからね。文法やら発音やらたくさんあります。
1日の限られた時間の中で、いかに効率良く勉強していくかが鍵です。
みなさんも是非やってみて下さいね!
金のスレーズ2の使い方はこちらの記事が参考になります。