スムーズな挨拶はもちろん英会話に必要ですよね。
でも、挨拶のレパートリーが色々ありすぎて、混乱してしまう人が多いのではないでしょうか?
英語の教科書で習った挨拶は
- HiまたはHelloと言いあう
- そしてHow are you?→I’m fine, thank you
という流れでしたが、実際にネイティブと会話する時にこんな型にはまったようなもっともらしい挨拶をしたら、
とみなされてしまいます。
そうならないためにも、スラングを含めた 様々なレパートリーの挨拶フレーズを学んでおくことは非常に大切なんです。
今回の記事は、似たようなフレーズも含めてできる限り多くの英語での挨拶フレーズ(スラングも含む)を紹介していきます。
英語での挨拶の流れ
もちろん知っている人が多いと思いますが、知り合いにあった時、どのように会話に入っていくのかを軽くまとめましょう。
①会います。
②「Hello」にあたる「やあ!」の挨拶
③おたがいの「調子」をきく
例)How are you?, How’s it going?, How’s everything?など
④会話に入る
―――――――――――――――――
⑤話を切り上げる
⑥別れの挨拶「またね」
いかがでしょう?
大体流れがつかめましたか?
日本語と違うところは、「調子どう?」と 相手の近況を聞くことが一般的な挨拶の流れに入っていることでしょうか。
シーン別に、どのようなフレーズがあるのか以下にみていきましょう!
「やあ!」を表す挨拶スラング
一番最初人に合った時に発する一言「 やあ!」の挨拶。
こんな短い一言でも、様々な種類があります。
「Hello」の他に、何がある?と聞かれたら、意外と思いつかない方が多いのではないでしょうか?
そんな皆さん、以下にHelloの代わりになるフレーズを沢山挙げておいたので、ぜひチェックしましょう!
What’s up
老若男女を含め、全般的にカジュアルなシーンで一番使われている挨拶であるのがこの
です。
これは直訳すると「調子どう?」の意味なのですが、調子を聞くタイミングよりもHelloの代わりになる「やあ」のタイミングでよく使われます。
また、この「調子どう?」の質問に答えてもいいですし、答えずに
B: What’s up?
のように重複して挨拶しても構わないフレーズです。
Sup!
上記の「What’s up?」を短くしたものです。
これは上記よりもカジュアル感が強く、非常に砕けた表現のため
お年寄りや女性はあまり使いません。
Good day.
これはオーストラリア、ニュージーランドなどの
オセアニア方面で使われている「やあ!」の挨拶。
Hey men
10代~60代男性同士でつかわれる挨拶。
男らしい印象が強く、女性はあまり使わないです。
Hey bro
こちらも10代~60代男性同士でつかわれる挨拶。
broというのは「brother」の略なのですが、
確かにあまり歳が離れすぎている(10代が50代に)時には使わないと思います。
Good to see you again.
これはお上品なイメージのある一言ですね。
相手を目にしてすぐに使うというより、
Hello.と一言言った後にGood to see you again.と続くのが一般的かなと思います。
Cheers!
これはイギリス、オーストラリア、ニュージーランドを中心に一般的な挨拶です。
「Cheers!」は出会いがしらの挨拶としても使えれば、別れる時に「またね!」の挨拶としても使えるし、「ありがとう!」の代わりにもなるので便利です。
Hiya!
「Hi, you!」が変化して出来たフレーズで、聞いて気分が良くなるような明るい挨拶のスラング。
これをニュアンスごとそのまま訳すと「へーい」という感じです。
女性がよく使う傾向にあるようです。
Heya.
こちらも、上記同様「Hey, you」が変化してできたもの。
ニュアンス的にはHiyaと似ています。
Hi there.
これもHelloの代わりに使えます。
「there」は、「そこにいる相手」を指して呼ぶことばなので、
つまりは「you」と同じです。
「調子どう?」を表すスラング
挨拶に続いて声を掛けるのは、「 調子どう?」の挨拶。
学校で習うのは「How are you?」ですね。
他にはどんなものがあるのかチェックしていきましょう。
How’s it going?
これも「調子どう?」の非常に一般的な表現。
What’s new?
「最近何か新しいニュースある?」という直訳になります。
ですが近況を聞くものとして一般的な「How are you?」「How’s it going?」とニュアンスはほぼ同じです。
How’s life?
ライフ全般を聞いているようですが、他のフレーズとニュアンスは変わりません。
言い方のバリエーションとして覚えておきましょう。
How’s things?
こちらも「調子どう?」のバリエーションの一つ。
How are you doing?
これも一般的な言い方です。
How do you do?
こちらも「調子どう?」のフレーズです。
How’s everything?
How’s life?と同じように生活の全てを含めて「調子どう?」と聞いていますが、
これも他と変わらないのでバリエーションの一つとして覚えておきましょう。
What’s happening?
上記の7つに比べてあまり聞かないフレーズですが、こういう言い方もできます。
話を切り上げる時に使う英語スラング
そろそろ会話を切り上げて別れの流れに入りたいな、と思ったときに使えるフレーズの数々です。
Alright (then), ~
Alright.ときたら相手が話を切り上げて出発したがっているという意味。
日本語でいうと「さて、」とか「では、」といった感じですね。
すぐにキャッチアップして、話を切り上げ「さよなら」の流れに入りましょう。
Right (then), ~
上記同様、「right」も同じ意味です。
Right,の後にいかなければならない理由が来ます。
Right(Alright), I have to go back to school now.
(さて、そろそろ学校に戻らないと。)
OK (then), ~
上記と同じ使い方ができます。
I’m off!
「もう行かなきゃ!」をサラッと言った感じ。
同じ意味で、「I gotta go」という言い方もできます。
「またね」を表す英語スラング
学校でならった「 またね」のフレーズにはどんなものがあったでしょうか?
- See you
- Good bye
- Bye-bye
など、日本語でも聞いたことがあるようなフレーズばかりでしたね。
その他にも、色んな言い方があります。
スラングなども含みますので、 カジュアルなシーンでしっかり挨拶できるように学びましょう。
See ya!
「See you」のyouが変化したもの。
See youよりもおどけた感じで親しみやすいフレーズです。
Later.
「See you later」の「Later」だけ取ったもの。
サラッと短くクールに挨拶したいときに使えます。
Take care.
「take care of」で「~の世話をする」と習ったように、
「自分の世話をしっかりね!」
つまり「気を付けてね!」という意味で使われます。
特に、どこかに出かける予定があるなど気を付けるべきイベントがない場合も、
「またね!」の挨拶として使うことができます。
I’ll catch up with you.
「あとでまた会おうね!」というメッセージです。
「またね!」のタイミングで使えます。
bye
みなさんおなじみの「bye」は、
「これからしばらく会わない」ニュアンスが入った
使い方によってはちょっと冷たく聞こえる恐れのある
「またね」の挨拶なので、気を付けて使うようにしましょう。
we’ll keep in touch!
「(メールやテキストなどで)これからも連絡を取り合おう」の意味です。
Have a nice day
「よい一日を過ごしてね!」
どんな別れのシーンでも、この一言がついてくると「親切感」が増します。
日本語でいうと少しクドいイメージがありますが、英語ではそんなことはないのでどんどん使いましょう。
という言い方もできます。
See you around
「またどこかであおう」という意味です。
今一時的にバイバイするけど、また近いうちにそこらへんで会うよね、といったシーンの時に使えます。
Catch you later!
「また後で」
ここでいう「catch you」は「see you」と同じ意味です。
シチュエーション別
Drive safely!
車で出る友人に向けて「気をつけて運転してね。」という意味を込めた挨拶。
Call me!
「あとで電話してね」という一言で「またね」の挨拶になることもできます。
恋人や家族同士の間でよく使われますね。
Good luck!
これは日本語でいうと「頑張ってね」です。
相手が、これから何かの予定があることを自分が知っている時に使われます。
Good luck with your test tomorrow!(明日のテスト頑張ってね!)
Peace!
こちらは少しファンキーな別れ際(またね)の挨拶。
ヒップホップ系の若者の仲間たちの間で使われる挨拶ですね。
まとめ
いかがでしたか?
これらのいずれも、自分が使わないにしても会話中にいつ相手の口から飛び出してきてもおかしくないフレーズたちです。
そんな時に、たじたじしてしまわないよう、フレーズすべてに目を通しておき、スムーズに対応できるようにしておきましょう。