【初心者必見】比較級のmoreとerの違いと使い分け方を解説

文法

比較級のmoreとerは音節の長さで使い分けます。基本的には 2音節までならer、 3音節以上ならmoreを使います。

例えば、

I am younger than my brother. 私は兄弟より若い
This movie is even more difficult than that movie. この映画はあの映画よりも難しい

こんな風に使うことが多いです。

英語初心者の方は次のような疑問を持っていると思います。

  • 比較級の使い方がイマイチわからない・・・
  • moreとerの使い分けがわからない・・・
  • moreとerをどちらも使えるものを知りたい

こんな方に当記事では比較級の理解やmore・erの使い分け方、シラブルについても解説していきます。

この記事を読むことで比較級more・erの使い分け方をしっかり理解できるはずです。

比較級とは

比較級は、「何かと何かを比べてどうか」を述べるときに使われます。

例えば、「彼女は彼より背が高い」だとか、「このペンはあのペンより長持ちする」など。

日常生活のいたるところで使われていますよね。

そんな比較級ですが、英語で表現しようとすると、

more ~(または‐er)than ~

と、非常にシンプルな形になります。

文章中の形容詞を比較級の形にして+ than を組み込むだけ。

例:

I am younger than my sister.

(私は姉よりも若い。)

He is taller than me.

(彼は私よりも背が高い。)

English is more difficult than Mathmatics.

(英語は算数よりも難しい。)

Anna is more talkative than Hannah.

(アンナはハナよりももっとおしゃべりだ。)

また、動詞や副詞は比較級になれませんので要注意です。

× more moves

× more understand

しかし、ここには大きな 落とし穴があります。つまり、例外や語形変化が多いのです。

また、erを使う場合とmoreを使う場合の使い分けも曖昧で、混乱する人が多いです。

そのような使い分けを、ケースごとにまとめたので、順々に見ていきましょう。

比較級はmoreとerの2種類

上記でも紹介したように、形容詞を比較級の形に変化させた時、大きく分けて2つのパターンに分かれます。

  • 形容詞+er
  • more+形容詞

これらはどのように使い分けるのでしょうか?

のちに後述していきますが、それぞれの 音節の数によってどちらを使うかが決まっています。

音節が短い(つまり単語の長さが短い)単語はerを使う

音節が長い(つまり単語の長さが長い)単語はmoreを使う

学校では、「短い単語はer、長い単語はmoreだぞ!」と詰め込まれるように説明されることが多いですね。

(先生も曖昧なので細かくは説明できない場合が多いです。)

そんな一言で説明されても分からない!という方のために、以下に 音節の定義から説明しています。

音節(シラブル)とは

英語における音節(シラブル)とは何でしょうか?Weblioではこう説明がされています。

英語におけるシラブルは、1音で発音されるまとまりです。単語を「発音」の観点で分割した場合の最小単位ともいえます。

シラブルは母音を1つだけ含みます。ただし、これはあくまでも発音上の話。綴りとは必ずしも一致しません。子音も1つとは限らず、複数の子音を含む場合が多々あります。

つまり、 英単語を発音のまとまりで区切れる最小単位のことです。

例えば日本語だったら、「」「」「」「」と、4音節になりますね。

英語の場合は少々厄介で、 一気に発音できる母音子音の組み合わせによって1音節として区分けされます。

実際に見ていきましょう。

英単語 意味
important im/por/tant 3音節からなる
shut shut 1音節からなる
front front 1音節からなる
perfect per/fect 2音節からなる
understand un/der/stand 3音節からなる
manufacture ma/nu/fac/ture 4音節からなる
physiotherapy phy/si/o/the/ra/py 6音節からなる

比較級の使い分けer

erになる場合

比較級で「 ‐er」になることができる形容詞は、基本的に、

1音節または2音節からなる単語

例:

英単語 意味
young (1音節からなる) younger
late (1音節からなる) later
old (1音節からなる) older
big (1音節からなる) bigger
funny (2音節からなる) funnier
yellow (2音節からなる) yellower

1音節からなる単語っていうのは英語には沢山あって、それらは語尾変化のルールに従って単にerを付ければ比較級が完成します。

対して、2音節からなるものは、ほとんどの場合erを用いますが、形容詞の形によってerのつけ方が変わったり、erとmore両方使う場合、2音節なのにmoreしか使わない場合など、様々なパターンが出てきます。

以下に、erを使う形容詞をまとめましたので、見ていきましょう。

1音節からなるもの

1音節からなるものは全てerを使うといいました。

形容詞 比較級
clean cleaner
new newer
cheap cheaper

2音節以下で、「短い発音」で終わる形容詞

短い発音とは、例えばどんなものかというと、「 g」や「 k」、「 d」などです。

このように、短い発音で終わっているものは、二つ重ねてそのあとに「er」を付けます。

形容詞 比較級
big bigger
sad sadder

2音節以下で、「y」で終わる形容詞

形容詞のおしりが「y」で終わるもので、かつ2音節からなるものは、erのつけ方が特殊になります。

おしりの「y」をとって、「~ier」を付けます。

形容詞 比較級
dirty dirtier
easy easier
happy happier
pretty prettier

しかし、「y」の前に 母音(a,e,i,o,u)が来ているものはそのままerを付けます。

「~ier」とはなりません。

形容詞 比較級
grey greyer
boney boneyer
curvey curveyer

2音節以下で、erで終わる形容詞

もともとerで終わる形容詞に、重ねてerを付けちゃっていいの?

2回重ねて大丈夫です。そのまま繋げましょう。

形容詞 比較級
clever cleverer

2音節以下で、「e」で終わる形容詞

お尻がもともと「 e」で終わっている形容詞には、「 ~r」のみ付きます。

形容詞 比較級
simple simpler
large larger
humble humbler

2音節以下で、「-ow」で終わる形容詞

うしろに「 -ow」がつくと、何となくフィーリングで「 more」に片づけてしまう人が多いですが、

これも2音節以下の場合、ちゃんとerが付きますから覚えておきましょう。

形容詞 比較級
narrow narrower

比較級の使い分けmoreをつけるとき

さて、一方形容詞moreとなる場合はどんな時でしょう。

それは、

3音節以上からなる単語

です。

つまり、erを付けるのには、少し長くなりすぎてしまう…という場合です。

例:

英単語 意味
beautiful 3音節からなる more beautiful
expensive 3音節からなる more expensive
efficient 4音節からなる more efficient
superficial 4音節からなる more superficial

もし、これが

× expensiver

× efficienter

となっていたら、少し長すぎて読みにくいですよね。

ちなみに、これにも 例外があります。

2音節でできているのに、moreを使うものをいくつか紹介しておきます。

英単語 意味
handsome 2音節からなる more handsome
slowly 2音節からなる more slowly
famous 2音節からなる more famous
cunning 2音節からなる more cunning

これらはそのまま覚えてしまいましょう。

上記に当てはまらない例外

さて、ここまで説明してきましたが、まだまだあります。

上記のルールに当てはまらないものも色々ありますので、覚えていきましょう。

erとmore両方使えるもの

上記では、erとmore2つの使い分けを紹介してきましたが、以下は どちらにも使えるものです。

確認しておきましょう。

形容詞 比較級
clever cleverer / more clever
common commoner / more common
likely likelier / more likely
pleasant pleasanter / more pleasant
polite politer / more polite
quiet quieter / more quiet
simple simpler / more simple
stupid stupider / more stupid
subtle subtler / more subtle
sure surer / more sure

特殊なもの

以下は比較級とこれから勉強する最上級の形に 法則性がないもので、単語自体をそのまま暗記してほしいものです。

形容詞、比較級、最上級の順で、リズムを付けてそのまま覚えてしまいましょう。

形容詞 比較級 最上級
good/ well better best
bad worse worst
much more most
many more most
little less least
little smaller smallest

比較級が数種類あるもの

以下は、少しややこしい単語です。

形容詞って、ひとつの単語に、沢山の意味があるものが多いですよね。

例えばlateだったら、

  • She came to school late.(彼女は学校に遅れて来た。)→ 時間
  • In the late days(ちかごろの)→ 順番

「In the late days」の「late」は沢山の日々を重ねた中で順番的に最後の方(最近)を指しているので、 順番として使われています。

このように多様な意味を持つ単語は、意味ごとに比較級の形が分かれることがあります。

これらも丸暗記して使えるようにしておきましょう。

原級 比較級 最上級 何に関する単位か
far farther farthest 距離
far further furthest 距離や時間
late later last 順番
old older oldest 人やモノ
old elder eldest 長幼の差(例: 弟<兄)

英語の比較級例文

My teacher is more easygoing than your teacher.

私の先生はあなたの先生よりもっと寛大です。

My sister’s notebook is prettier than mine. I want to swap with mine.

私のお姉さんのノートは私のよりもかわいい。交換したいな。

Could you speak in smaller voice?

もっと小さい声で話してくださいますか?

I think John is cleverer than Brithony.

ジョンはブリトニーよりも賢いと思う。

The situation is going worse and worse. I don’t even know how to deal with it.

状況がどんどん悪化していく。私はどう対処すればいいのかも分からずにいる。

Your English is getting much better.

君の英語は伸びてきているね。

You failed because I want humbler, smarter, and more active person for my employee.

君が不合格だった理由は、私が自分の社員に、より謙虚で、賢くて、活動的な人を欲しているからだ。

The latter part of the game was awesome.

その試合の後半は素晴らしかった。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

例外や特殊な変化が多い比較級ですが、これをマスターしたらのちのち役に立ちますので、頑張りましょう。