英会話の上達のためには、「よく会話に出てくる単語」を知っておく必要があります。
英語は言語ですので、一回使った単語をまた使ってはいけないというルールはありません。
何度も使っていいのです。
英語で自分の意思を伝えるために、便利な単語にはどういうものがあるでしょうか?
みんなも知っている「 take」。これは非常に便利な単語なのです。
さて、どのような表現があるのか一緒に見ていきましょう。
takeの定番イメージ「取る」
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以前haveを紹介した記事を書きました。
ホントに「持つ」だけじゃない?英単語haveの使い方 | 英語は俺が倒す
takeもhaveと同じような意味を持っていることが多いですよね。
その代表例が、
とるというイメージ。
そこに存在するものを(に)主語が自分から、選択する、働きかけると広義で使われます。
「とる」とあえてひらがなで書いたのは、この「とる」が「取る」にもなりえるし、状況によって「撮る」「採る」「取る」「捕る」どの「とる」にもなりえるからです。
例えば、
take out
取り出す(持ち帰るともいう)
日本でもカタカナ英語として テイクアウトはよく使いますね。
意味は取ると非常に親和性が高いです。
例えば、友達が食べているお菓子がいっこ欲しい。味見してみたい。
そんなとき、「1つ取っていい?」といいますね。
Can I take one of them?
こんな時も、「take」が使えます。
小さい子供のいるお母さんは、こんなセリフも良く使うはずです。
Take my hand.「手を取りなさい。」
やんちゃなお子さんは色んな所に飛び跳ねていくものですから、しっかり手を繋ぐことを指示しないと、子供の安全が守れません。
こんな感じで、ネイティブの日常には「 take」を使った表現があふれています。
「取る」から派生した「take」の使い方
takeで日本語の一番一般的な訳は「とる」だと紹介しました。
そんな「とる」ですが、なにをどういうふうに「とる」のか、この一言だけだと簡単にはイメージがつきません。
こんな単純で広義の訳だからこそ、そこから イメージを広げて使われるフレーズが沢山あります。
では、そんな「take」多様な使われ方を一緒に見ていきましょう。
薬をとる
薬に限らず、サプリメントや栄養、体にいいものなど、日本語で「(ビタミンCを)とる」という使い方をするものでしたらこの「take」が使えます。
You gotta take vitamin D to avoid depression. (うつを防ぎたいならビタミンDをとるべきだ。)
時間をとる
「take」の「とる」は時間にも使うことができます。「(時間が)かかる」という表現は日本語でも英語でもよく使われますが、そんな時にこの「take」を使うことができるのです。
This session will take up to 20 mins.(このセッションは最長20分かかります。)
写真をとる
「写真をとる」という表現は、旅行などでどこかに出掛けた時は必ず使いますね。
英語を習っている以上必ず押さえておかなければいけない表現です。
英語初級レベルで習うのでご存知だとは思いますが、"take"+"a picture"で「写真をとる」という表現になります。
Can you take a picture of you?(あなたの写真を撮ってもいいですか?)
また、別の「写真をとる」という表現も紹介。
「take a shot of」で「~の写真を撮る」ということになります。
Let’s take a shot of Tokyo tower from this angle.(東京タワーの写真をこのアングルから撮ろうよ。)
メモをとる
「take」に使われる「とる」の幅はひろく、「メモをとる」というように本来の「取る」からは少し離れた「とる」にも使うことができます。
ここでも、「take a memo」が一つの熟語のように使われていて、「メモする」と言いたいときには必ずといっていいほど「take」が使われます。
Hold on…; I need to take a memo so that I don’t forget.(ちょっとまって…忘れないようにメモをとる必要があるわ。)
また、メモと同じように「take a note」で「ノートに書きとる」方面にも使えます。
What!? Didn’t you take note at all until now? I told you, I’m not gonna repeat the same thing again.(何だって⁉今まで全くノートをとってなかったの?言ったでしょ、同じことは繰り返さないよって。)
場所をとる
スペースを取るという表現にも使えるのがこの「take」。
家具などを買うときにはかなり頻出用語ですね。
This desk is pretty but takes too much space for my room…;(このデスクはすてきだけど私の部屋にはちょっとスペースをとりすぎるかな…。)
クラスなどをとる
大学生は良く使いますね。授業やクラス、レッスンを自分で決めてとる時に、この「take」が使われます。
Do you wanna take a same class for next semester?(次の学期、一緒に授業とろうか?)
血や体温をなどをとる
血や体温などを「採取する」といった意味での「摂る」にも、takeを使うことができます。
I need to take your blood to check your glucose level.(血糖値を測るには、血液を取らないといけないんですよ。)
注射されるのがイヤだったんですかね。
席をとる
「席をとる」と日本語でいうと、誰かが他人のために席をキープしておくか、予約を取るようなイメージがありますが、英語でいう「席をとる」は着席するイメージです。
これは"take"+"a seat"で「席について下さい。」という熟語になっています。
Take a seat please.(席に座ってください。)
まとめ

いかがでしたか?
takeも一見使い方が多すぎて覚えるのが大変そうだけど、日本語の「とる」からイメージを膨らませていくと便利です。
是非勉強してみて下さいね!