こんにちは、ノックです。
もうすっかり春ですね。
「春眠暁を覚えず」とはよく言ったもので、毎日睡魔と戦う人も多いのではないでしょうか。
しかし、時は金なりです。
しっかりと頭と心を起こしていきましょう。
ところで、この「起きる」を英語で何というでしょうか。
「wake up」?それとも「get up」でしょうか。
きょうはこの wake upと get upの違いについて勉強しましょう。
wake upの意味
wake upの意味は「起きる」でも合っていますが、もっと細かく言えば「 目を覚ます」です。
「 布団の中で眠りから覚め、意識が戻った状態」を指します。
I woke up at 6 o’clock.
6時に目が覚めた。
wokeはwakeの過去形です。
このとき、6時に目が開いただけであり、布団から出ているかどうかは関係ありません。
起床時間まであと少しあるなぁ、と布団の中でごろごろしている様子を表すのがwake upになります。
ちなみに、ホテルのサービスである「モーニングコール」は和製英語なので、外国では通じません。
英語ではwake-up callと言います。
get upの意味
get upの意味は「起きる」のなかでも、「 起き上がる」に相当します。
「 横になっている状態から体を起こす」という動作を指します。
I got up at 6 o’clock.
6時に起きた。
gotはgetの過去形です。
この場合、目を覚ましただけのwakeとは違い、get(例文ではgot)を使うと起き上がって、布団から出て行動を始めたことを表します。
使い分けてみよう
実際に使い分けながら、ニュアンスの違いを覚えましょう。
I woke up at 5 o’clock, but went to back sleep, and got up at 7 o’clock.
5時に 目を覚ましたが、2度寝をして7時に 起きた。
「2度寝をする」はgo to back sleepです。
例文では過去形なのでwentになっています。
wake upとget upを同じ文の中で使ってみました。
こうして見るとわかりやすいですよね。
この例文では、5時に目を覚ました時には布団から起き上がっていません。
7時になって初めて、布団から起き上がっています。
When I woke up and looked at the clock, I found the alarm clock had stopped.
ふと目が覚めて時計を見ると、時計が止まっていた。
このシチュエーションは想像しただけで血の気が引きますね。
ふと目が覚めて、時計を見ると秒針が動いていない……。
時が止まる瞬間です。
布団の中で目覚まし時計を手に「あれ……?」となる様子が手に取るようにわかります。
I got up in a hurry and it was only 5:30.
慌てて起き上がると、まだ5時30分だった。
命拾いしましたね!(笑)
「まずい!今何時だ!?」と飛び起きてみたら、遅刻どころかいつもより早く起きていました。
このように、 布団の中で意識を取り戻すのがwake up、 起き上がるのがget upです。
まとめ
いかがでしょうか。
wake upとget upの違いはつかめましたか?
- wake up… 目が覚める(体は寝ころんだまま)
- get up… 布団から起き上がる
以上が違いのポイントになります。
目を覚ましてから、布団の中でごろごろするのか、行動するのかが使い分けのカギです。
あなたはwake upしてから、すぐにget upできますか?
では、また次回お会いしましょう。