【want to=wannaと覚えてはダメな理由】2つの違いと使い分け方

英単語

ノックです。

want toとwannaの使い分けって普段みなさんはどうされていますか?

イマイチ違いがわからない方はここでバッチリ理解しておきましょう!

「want to」と「wanna」の違い

wanna (ワナ)

日本語では 「〜したい」と訳します。

例文では、

I wanna kiss you キスしたい!

となりますが、ちょっと待って下さい!

「こんなの文法の本にも書いていないし聞いたことないぞ?」

と思った方はいませんか?

そうなんです。

これは、 want toが変化した形なんです。

用法はとても簡単。 「want to」の2語を取り除いて1単語「wanna」とします。

I want to have something to eat.(変化前)

I wanna have something to eat.(変化後)

この二つ、意味自体は同じなんです。

書き言葉では通常「 want to」と書きますが、英語の発音が発展していくにしたがって、カジュアルなシーンでは「 wanna」(ワナ)と発音するように変化していきました。

もともと英語が公用語として使われていた中世のイギリスではしっかり「want to(ワントゥー)」と発音されていたでしょうが、アメリカへ流入してからはこのような発音へと発展していったんですね。

そのため、カジュアルなシーン、特に友達同士でのチャットなどでは発音通り「 wanna」と書かれるようになっていったようです。

つまり、「 wanna」は、「want to」の スラングとして通用することになりました。

スラングwannaを使うメリット

スラングというのは、

特定の社会や階層、または、仲間の間だけに通じる語や語句。俗語。卑語

要は、仲間うちで使う言葉ってことですね。

日本語でいうタメ語のようなものです。

スラングについては、以下の記事を参考にして下さい。

シチュエーション別に使える!スラングフレーズ集【厳選15個】

「want to」を「wanna」と使う時は仲の良い友達であることの証なんです。

このように、外国人と仲良くなりたいと思ったらこういったスラングも使えると尚良いです。

だって、日本でも友達同士でお行儀良く敬語で話してたら堅っ苦しくて楽しく話せないですよね(笑)

もちろんそれはネイティブも同じなんです。なのでwannaのようなスラングを多く取り入れた文章を使うと一気に距離が縮まります。

もちろん、行き過ぎた卑語などはオススメしませんが、英語にはこのような幅広い年齢層に使われているカジュアルなスラングが沢山あります。

覚えたら、親密感を表現するシーンなどでは、進んで使うようにしましょう。

wannaは強調としても使える!

ネイティブの表現では「~したい!」という強い気持ちをより一層強く表現するために、以下のような表現をよく使います。

主語+do wanna+動詞の原形
これで、「 すごく~したい!」という訳になります。

「do」が強調の意味で使われているんですね。

英語を通じて友達を作ろうと思ったら、やはり大事なのはコミュニケーション能力です。

感情を強く表現して、相手とのより強いコネクションを築こうと思ったらこのような表現も覚えておくとお得です。

実際の文章でどのような形になるのかというと、

I wanna eat. 私は食べたいです。

これに、doを付けると、

I do wanna eat. 私は食べたいんだー!

となります。

ちなみに、みなさんは「笑う犬の冒険」というバラエティ番組を覚えていますか?私は大好きでした^^

この番組内で「テリー&ドリー」という人気コーナーがありました。

https://www.youtube.com/watch?v=T8irWvH2UyE

最後にホリケン扮する外人(弟)が、

Do wanna・・・ オニイチャーン!

と叫びます。

直訳すると、お兄ちゃんが欲しい!です。

このコーナー自体が兄弟愛が異常に強すぎてこういう表現になったのでしょう(笑)

このように wannaの前にdoを付けることで感情を強調することができるのです。

I do wanna be a star. 本当にスターになりたい!

I do wanna have a date with her. 彼女とすごくデートしたいよ!

wannaを使う時の注意点

wannaを使った表現ですが、注意してほしいのが「 三人称単数のルールが適応されている文章には使えない」ということ。

これはどういうことか?

例えばですね、

He wanna go out.

とすることはできません。

これは、「wants to」の発音は「 s」が入っているため、いくらカジュアルに喋っても「wanna(ワナ)」になり得ない為です。

「want to」=「wanna」とただ単純に覚えることは危険であることは理解しておきましょう。

wannaを使った例文に挑戦!

さて、wannaの意味をしっかりと吸収したところで、「wanna」を使ったスラング的な表現に慣れていきましょう。

ここで 練習しておくことで外国人と実際に英語で話す時にカジュアルで自然な言葉遣いができ、一気に距離が縮まります。

ぜひ、声に出しながら練習していきましょう。

【問題】以下の文章を、「wanna」を使って書き換えてください。

I want to go and ask him what he actually did. 彼のとこに行って、本当は何をしたのか聞きたいわ。

男女の修羅場に使われそうな一文ですね。こんな時、

「want to」で表現される「お堅い文法」を使っていたら

怒りが表現できず弱っちい印象になってしまいます。(間違ってはいませんが)

では、正解はというと、

I wanna go (and) ask him what he actually did. です。

カジュアルな表現だとカッコで囲まれたandを取って言う場合も多いです。

第2問目

【問題】以下の文章を、wannaを使って書き換えてください。

Do you want to benchpress 100 kg? ベンチプレス100㎏上げたいか?

これもかなりカジュアルな場面で使われそうな一文です。

アメリカなどを含め、海外では フィットネス文化が根強く発展しているため、友達と一緒にトレーニングに出かけるなんてことが良くあります。

そんなフォーマルな雰囲気でずっと敬語を使っていたら威厳が出ないし、そんなときにはできればサラッとカジュアルな表現を使いたいですよね。

では、正解はというと

Do you wanna benchpress 100 kg? となります。

まとめ

いかがでしたか?

スラング表現も覚えると一気に英語が楽しくなりますので、進んで会話に取り入れるようにしてほしいと思います。

洋楽でも多用されてます。耳に馴染むように聞き込んでみるのもまた面白いです。

おススメはジャスティンビーバー!
「what do you mean」という曲は最高なので聞く価値アリですよ。スラングもしっかり使ってます。
https://www.youtube.com/watch?v=DK_0jXPuIr0